はい、本日の第2ステージは大怪獣「バッタリ」であります。
いやあ、やる気ありませんな、「バッタリ」。
いい加減な名前を付けるのがパチモン怪獣の真骨頂とは言うものの、バッタリは無いだろうよ、バッタリはよぉ。
|
まあ、あれだ。バッタリなんていうくらいだからさ、バッタの怪獣なんだよ。
ありがちだよな。
カメの怪獣だから「ガメラ」
蟻(アント)の怪獣だから「アントラー」
モグラの怪獣だから「モングラー」
まあ、そういうノリなんだよ。
だから、バッタ怪獣「バッタラー」でも良かったんだろうけど、語呂が悪いから「バッタリ」にしたんだよ。
安易だよなあ。まあ、仕方ないよな、パチモンだもん。
それともあれか、ニコイチ怪獣。
2匹の動物の名前をくっつけて怪獣の名前にしちゃったヤツが居るのである。
有名どころでは、仮面ライダー後期に登場したゲルショッカー軍団の怪人たちが合成怪人であった。
「カニ」と「コウモリ」で「ガニコウモル」、「ネズミ」と「コンドル」で「ネズコンドル」ってな具合。
さしずめ、そのノリで言えば「バッタリ」ってのは「バッタ」と「アリ」の合成怪獣なのかもしれない。
かのゴジラ大先生にしたところで、そのネーミングは「ゴリラ」と「クジラ」の合成であったのは有名な話だ。
おお、そう考えると何だか期待が持てるではないか。「バッタ」+「アリ」の合成怪獣バッタリ!
では、早速大怪獣バッタリを見てみよう。
・・・ハチですな。
えーっ、ちょっと待ってよ。
バッタリなのにハチなの?そんなんでいいのか!
・・・
責任者でてこーい!
| |
っと、思わず怒ってしまったが、よく見ると面白いじゃないの。
両手のハサミは間違いなくゴドラ星人の手だよな。
なんだか冴えないツラしたウルトラセブンもどきも居るぞ。
ウルトラマンって、元々は仏像のアルカイックスマイルをヒントにしてデザインされたんだそうである。
それがもし、仁王像あたりをイメージして作られていたら、こんな感じの顔になってたかもしれないな。
そう考えると、このセブンもどきは中々含蓄のあるパチモンではないか。
あれっ?ひょっとして、このセブンもどきのほうが大怪獣バッタリなの?
そうなのか?
じゃあ、バッタリって何なんだよ?
ハッタリかよ?
んんん?ハッタリ?
バッタリ、ハッタリ、ハットリ・・・
ん、、、忍者ハットリ君か!!
おおーっ、そう思うと何だかハットリ君に見えて、、、
こねえよ!!