さて、今回もサクラ公害怪獣シリーズである。
公害怪獣のドンジリに控えしは、公害怪獣ギャオーである。
まずは画像を見てみよう。
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音を怪獣化するのって難しいね。
ギャオーなんていう名称はまさに鳴き声っぽいのだが、ガメラシリーズに登場した悪役怪獣のギャオスってのもまさに鳴き声から命名されていた。
ギャオスっていえば、元ヤクルトの内藤投手のあだ名がギャオスだったっけ。
あれっ、何だかギャオーそっくりじゃないの!!
ポーズまで一緒とは、さすが内藤!!なわけないか。
ま、前回ヘドロの所で紹介したけど、このギャオーも元々は恐怖のギラン星人っていう宇宙人プラモだったわけだから、体形と騒音公害にはあまり関係がない。
でもさ、この3匹って何となくそれっぽい感じがしてきちゃうのが凄いよなあ。ギャオーはまさに騒音公害怪獣って感じがする。
絵をじっくり鑑賞してみると、ギャオーが持ってる電車は東京モノレールだ。ビルにTOKYO MONO RAILの文字が見えるのがお分かりだろうか。
どこだろうね?浜松町かな?隣のビルは世界貿易センタービルだな。
とすると、この絵が描かれたのは1970年3月以降という事になる。何故なら、世界貿易センタービルが竣工したのが1970年3月だからだ。
建設当時は霞ヶ関ビルを抜いて日本最高の超高層ビルだったんである。
パチモンカードでも、画家が小松崎茂のような人だと、このように描いた時代を推理できたりするのが凄いよね。
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さて、3回に渡って紹介してきたサクラ公害怪獣シリーズは今回が最後。ところが、サクラにはあと3種類のパチモン怪獣カードがある。
これがまた脱力的に凄い奴らなのだが、なるべく早めにご紹介することにしよう。
その前に、トランプのほうもやっつけないとなあ。
| ではまた次回。
ジョワッ! |