さて、更新も半年に一度というユルいペースになってしまったこのサイトであるが、新作が出るわけでもなく、数に限りのあるパチモンカードゆえ、更新がノロいのは細く長く続けるためとお考え頂きたい。
    その分、クオリティが上がるといいんだけどねえ。

    で、今回は前回の続きのサクラ公害怪獣シリーズである。
    ま、とりあえず最初に公害怪獣ヘドロちゃんをご紹介。

    公害怪獣っていえばヘドロ怪獣というのが定番?のような気もするが、ヘドロ怪獣っていえば東宝の「ゴジラ対ヘドラ」のヘドラが有名ですな。

    画像をクリックするとAmazonでDVDが買えるので、興味あるかたは是非。

    ヘドラのほうがドロドロした公害怪獣のイメージが強いし、変形して空も飛んだりした。
    負けずにゴジラも空飛んだりしちゃって、子供心にも何だかなあという映画だったことを記憶している。
    名作、駄作賛否両論の問題作であったが、ゴジラ映画自体はこの後急速に劣化し、次のゴジラ対ガイガンはまだしも、ゴジラ対メガロはワタシが東宝怪獣映画と決別した記念すべき作品であった。

    東宝ヘドラの眼は女性器をモチーフにしているとかで、子供映画の怪獣にそういう発想はイカンなあとか思ったりするもんだが、我らがヘドロちゃんもそういう目で見るとなんだかオッパイ星人みたいな感じがしないでもない。

    +++

    ところで、こいつらをカードで見た時に既視感に襲われたのは前回述べたとおりである。それが何なのか全然分からなかったのだが、つい最近判明したので改めてご紹介しよう。
    これらのカードは、プラモデルの箱絵だったのである!!

    50円プラモの箱絵!しかもメーカーは今やNゲージ鉄道模型界で第3のメーカーの地位を確保したマイクロエースこと有井製作所ですよ!
    プラモだったから箱絵は小松崎茂氏だったんでしょうなあ。

    ところが、私の記憶にあるプラモデルは、確かにこの公害怪獣のものだったけど、それ以前にも同じものが宇宙人として売られていたような記憶がある。
    まあ、ワタシの勘違いは日常茶飯事なので、これもまた記憶違いだろうと思っていたらとんでもない!ヘドロの大元は宇宙人プラモだったのだ!!

    それでは、本邦初公開となるバルデン星人の全貌をご紹介しよう!!

    これがヘドロの元、イッコーモケイ製「恐怖のバルデン星人」だ!!
    箱絵の画像とかはネットでも散見されるが、ナカミの画像は恐らく存在しないですぞ。
    目玉んとこに穴が空いていて別パーツの黄色い目玉を付けるようになっているのがお分かり頂けるだろうか。
    それにしてもキッチュな箱絵ですなあ。こういうの大好き。
    続いて裏側もご紹介。組み立て説明書になっている。昔の50円プラモはみんなこういう構造だったな。部品点数が少ないから組み立て説明書なんか要らないんだけど。
    手が可動式になっているのは覚えていたが、吊り下げるフックと土台がオプション選択になっていた。ゼンマイでトコトコ走るように記憶していたのだが、それは勘違いだったようだ。

    イッコーモケイはプラモデル界初期のメーカーでコレクターも多いと聞く。ヤフオクなんかでこれらの品が出てくると、結構いい値段が付くようである。
    押入れの中からこれら未組み立ての宇宙人プラモ/公害怪獣プラモが出てきたら、是非ご一報下さい。

    イッコーモケイ製の宇宙人怪獣は全部で3種類。
    恐怖のバルデン星人=公害怪獣ヘドロ
    恐怖のマグラン星人=公害怪獣スモガ
    恐怖のギラン星人=公害怪獣ギャオー
    となっています。

    ではまた次回。


JAN.4.2008
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