♪せまるう〜ショッカ〜じごくのぐ〜ん〜だ〜ん
○「たけしでぇ〜す」
●「はやとでぇ〜す」
○●「二人合わせて、ザ・ライダーズ!」
●「ねえ君、今日のカードはへんしんライダーやて」
○「僕らのパチモンですかいな?」
●「パチモン怪獣カードは大怪獣ばっかりやったんけどね」
○「本邦初の等身大パチモンヒーローの登場やね!」
●「そんなに大層なもんや無いと思うけどなあ」
○「早速カードを見てみまひょ」
○「いやー、これは」
●「これはこれは」
○「そのまんまでんなあ」
●「乗ってるのは旧サイクロン号そのまんまでっせえ!」
○「顔だけ微妙に違うんやなあ」
●「クチバシ生えてまっせ。何の改造人間なんだか??」
○「もう一枚見てみまひょか?」
●「こりゃまたひどい」
○「周りに居るコウモリ怪人たちも何だか情けないですわな」
●「無茶苦茶ヨワそうやね」
○「ショッカーの怪人っていうより、トリプルファイターのデーモン軍団みたいな奴らやね」
●「デーモン軍団ってまた懐かしいでんな。黒いスバルに乗るんでっか?」
○「お金が無いから殆んど造成地でロケしてましたな。ウチらと同じや(苦笑)」
●「早瀬ユリさまっ!」
○「なんやそれ?」
●「早瀬三兄弟の紅一点やん。オレンジファイターになるんやで。ミニスカート萌えっ!」
○「君も古いものをよう知っとるねえ」
●「ところで、へんしんライダーのカードって、こんなんばっかりなんかいな」
○「へんしんライダーのカードはこのほかにも何枚かあるんやけど、揃いも揃ってこんな感じですわ」
●「ファイト仮面みたいにピンの怪獣画像とか、そういうのが無いんやね」
○「だからイマイチ面白みに欠けるんやねぇ」
●「変身ポーズの絵とかも欲しかったところやね」
○「でもこれ、何で『へんしんライダー』なんていう名前がついてるの?」
●「例によって、ミニカードですわ。ミニカードのほうに名前が付いちゃってるの」
○「ほんまやー。へんしんライダーって書いてありますな。なるほど」
●「絵は5円引きもミニカードも同じです」
○「絵のクオリティはまあまあやけど、名前が無いのが惜しいですな」
●「戦闘員もちゃんと書いて欲しかったところ」
○「この、コウモリみたいなのが戦闘員なんやないの?」
●「ほんなら幹部の怪人はどこやねん!」
○「大幹部のパチモンがピンでカードになっていれば!」
●「じごく将軍に死神大佐?」
○「ゾル大使とブラック博士」
●「ブラック博士って何だか凄そうやね。マッドサイエンティストみたいな響きが」
○「モデルは是非中田ダイマル師匠で!凄いかも!」
●「ところで君、仮面ライダーといえば、バッタの改造人間やろ?」
○「そう言われてますな」
●「世が世なら、怪奇バッタ男としてショッカーからデビューしていたんやで」
○「私らバッタ男1号、2号ですかいな?」
●「ところが我らがへんしんライダーはどう見てもバッタではありまへんな」
○「クチビルが違いまんねん。クチバシみたいになってますがな、目は複眼やし」
●「だけど繋がってる。お前はピストルのお廻りさんかいっ!」
○「そりゃ赤塚不二夫ですがな」
●「でもねえ君、これはバッタですよ」
○「え?バッタなの?何で?どこが?」
●「よく言うやんか。これぞ、正真正銘の『バッタもん』でございます」
○「もおええわ・・・」
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