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2004年08月15日

●盤上の敵 シアター・ドラマシティ ダンスアクトシリーズvol.4

2004年8月15日 青山劇場

シアター・ドラマシティ ダンスアクトシリーズvol.4と銘打たれたコンテンポラリーダンス「盤上の敵」を見に行ってきました。
これは、自分自身の備忘録を兼ねたインプレッションです。

  • はじめに 「盤上の敵」というバレエっちゅーか、ダンスっちゅーか演劇のようなものを見に行きました。 オリジナルは北村薫という作家の推理小説なのですが、これをモチーフにして2人の演出家がそれぞれ演出を行って2種類のコンテンポラリーダンスに仕上げたというようなもの。 余計な先入観を持ちたくなかったので、原作を読まずに見たのですが、案の定何が何だかさっぱり分かりません(苦笑) 推理小説というのは、数多くの小説のスタイルの中でも文字による説明を重要視する文学です。 これを映像化するには、たとえば映画やテレビドラマのようなものであれば、文字を具体的な風景や情景に置き換えることが可能ですから、イメージに対する違和感のようなものはあるとしてもさほど難しいものではないと思います。しかし、言葉のほとんど無いコンテンポラリーダンスに仕上げるのは至難の業と言えるでしょう。 言葉で補う事は許されません。 複雑に絡み合った推理小説を言葉の無いダンスで表現することは可能なのか? その一点のみに着目して2種類のダンスを見てみました。

    原作では、主人公の夫と妻をチェスの白のキングとクイーンに見立て、凶悪な殺人犯と、妻を苛める旧友の女性を黒のキングとクイーンに置き換えることで、チェスの盤上の戦いとして物語を構成していくため、「盤上の敵」というタイトルがついています。 事件をチェスに見立てているというシチュエーションをバレエ的にどう活かすかが、この作品の演出のポイントになるような気がしました。

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