筆者の購入したDVDや本、鑑賞した映画、テレビ番組、コンサート等のインプレッションを書いています。
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2006年05月20日

●レッド / キング・クリムゾン

Red / King Crimson




  1. Red / レッド
  2. Fallen Angel / 堕落天使
  3. One More Red Nightmare / 再び赤い悪夢
  4. Providence / 神の導き
  5. Starless / スターレス


    • Robert Fripp / Guitar, Mellotron
    • John Wetton / Bass,Voice
    • William Bruford / Percussives
      With thanks to:
    • David Cross / Violin
    • Mel Collins / Soprano Saxphone
    • Ian McDonald / Alto Saxphone
    • Robin Miller / Oboe
    • Marc Charig / Cornet
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第3期クリムゾンの終焉

キングクリムゾンの分類は非常に難しい。
メンバーチェンジ毎で言うなら、スタジオアルバムに関して言えば、全アルバムで参加メンバーが異なるために、「宮殿クリムゾン」とか「太陽と戦慄クリムゾン」などと言うように言わねばならない。
もうちょっと大雑把なくくりで分類したければ、作詞家による分け方というのが出来る。
つまり、Peter Sinfieldが作詞していた「宮殿」から「アイランド」までを第一次クリムゾンとし、Richard Palmer-Jamesが作詞を担当した「太陽と戦慄」から本作「レッド」までを第二次クリムゾンとする考え方である。
これも、ある意味では正しい分類方法だと思うが、「リザード」までを第1期とし、「アイランド」のメンバーを第2期、「太陽」以降を第3期とする考え方がある。
Ian McDonaldMichael Gilesを主体とした「宮殿」、その流れの中で混沌とした音作りになっている「ポセイドン」、「リザード」までを第1期とし、クラシカルな曲調を廃し、ジャジーな演奏を主体としたライブ演奏でRobert Frippと他のメンバーが決裂していく「アイランド」時代を第2期とする考え方だ。
音楽的な意味での分類で言えば、この分け方が一番的を射ていると思われる。
厳密に言えば、アルバム「アイランド」製作までが第1期、Peter Sinfield脱退後、アメリカツアーを行っている間が第2期と言えるかもしれない。
ジャジーなサウンドを好むメンバーと決裂したRobert Frippは新たにメンバーを探すが、これが非常に短期間に行われている事から、第3期の流れの発想はかなり前から計画されていたのではないかと思われる。
第3期クリムゾンの誕生は、衝撃的なアルバム「太陽と戦慄」からと考えて良いが、その流れの終局とも言えるアルバムが本作品となっている。
前作「暗黒の世界」が、1973年後半に行われたコンサートのライブ演奏を主体としたアルバムだった(曲は全て新曲で、ライブ演奏を収録したものは、観客の拍手などの音が入っていないため、つい最近までライブ盤とは知らなかった)のに対し、本作品は1曲を除いてスタジオで製作したアルバムである。
その意味でいえば、第3期クリムゾンには正規盤としては2枚のスタジオ録音盤(太陽と戦慄、レッド)と2枚のライブ盤(暗黒の世界、USA)で構成されていると言えるかもしれない。


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●太陽と戦慄 / キング・クリムゾン

Lark's Tongues in Aspic / King Crimson




  1. Larks' Tongues In Aspic, Part One / 太陽と戦慄パートI
  2. Book Of Saturday / 土曜日の本
  3. Exiles / 放浪者
  4. Easy Money / イージー・マネー
  5. The Talking Drum / トーキング・ドラム
  6. Larks' Tongues In Aspic, Part Two / 太陽と戦慄パートII




  • David Cross / Violin,Viola,Mellotron
  • Robert Fripp / Guitar, Mellotron,Devices
  • John Wetton / Bass,Vocals
  • Bill Bruford / Drums
  • Jamie Muir / Percussion,Allsorts

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2006年、紙ジャケット仕様再発売中


キングクリムゾン史上最高の出来!

雀坊堂が数あるクリムゾンのアルバムの中で一番良いと思うのが本作である。
原題「Lark's Tongues in Aspic」(直訳すると「ひばりの舌のゼリー」)という非常に奇妙なタイトルは、元々はメンバーの一人Jamie Muirが、彼らの音楽について「ひばりの舌のゼリーのようなもの」 と発言したことをヒントにしたようだ。
真意は不明だが、単純に考えれば「音の寄せ集めのゼリー」という程度の意味合いだろうか。Aspicはフランス語読みすると「毒蛇」になるそうで、「ひばりの舌」という弱者と「毒蛇」の強者の対比、ジャケットデザインの「太陽」と「月」の対比など、陰と陽の対比をモチーフにしたアルバムであるという解釈が、多くの評論家の間でなされているようだ。
Robert Frippが当時傾倒していた白魔術や錬金術といったキイ・ワードを駆使して解説している人も居るようだが、自分にはそのあたりの知識が無いので、そのような考え方は出来るだけ排除したい。

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2006年05月16日

●ウクレレ・ウルトラマン / オムニバス

  1. ウルトラQメインタイトル~メインテーマ/ウクレレカフェカルテット
  2. ウルトラマンの歌/ウクレレカフェカルテット
  3. 特捜隊の歌/松宮幹彦
  4. ウルトラセブンの歌/栗コーダーカルテット
  5. ULTRA SEVEN/ラウラ
  6. ウルトラ少年の歌/久住昌之&BlueHip
  7. 帰ってきたウルトラマン/はじめにきよし
  8. MATのテーマ/バンバンバザール
  9. ウルトラマンエース/キヨシ小林&ウクレレスウィングギャング
  10. ウルトラマンタロウ/IWAO
  11. 恐怖の町(怪奇大作戦)/勝誠二とウクレレえいじ
  12. 快獣ブースカ/栗コーダーカルテット
  13. 陽気なブースカ/栗コーダーカルテット

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脱力系ウクレレサウンドの傑作

ウクレレによる著名なサウンドの演奏を収録した企画モノCD。
ウクレレ企画CDとしては、ウクレレ・スターウォーズというのがあって、この中の「ダースベイダーのテーマ」が実に傑作だったのであるが、その他の収録曲(特にメインテーマ)が全然ウクレレっぽくなくてダメ(編曲者が企画の意図を理解していない)だったために、紹介すべきほどのものにはなりえなかった。
このほかにもウクレレ・ビートルズやらウクレレ・ジブリなどがあるのだが、いずれも私の琴線に引っかかるものではなく購入は見送っていた。
だがしかし、遂にというか、当然のなりゆきという感じで「特撮」ウクレレサウンドの筆頭として、本作「ウクレレ・ウルトラマン」がリリースされたのである。

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