上回りのこと

下回りは、ほぼアキア車両をそのまんま使いますので、上回りの加工が車両制作の主体となります。

Zゲージの20m車はNゲージだと15m級くらいの長さになります。
鉄コレの15m級地方私鉄車両と並べると、むしろ大きかったりするくらいです。ナローって言えないかもしれないですね。

でも、栃尾や下津井が13m級、北勢線のモ270系、あすなろう鉄道の260系は15m級ですから、不自然に大きいというわけでもありません。あすなろう鉄道のように、付随車や制御車を短くすればナローっぽい感じになりそうです。

一般的なフリーランス軽便と異なり、80年代前半くらいの世界観にしていますので、かなり新しめの車両も導入していきたいです。そうなると動力車15mはおかしくないどころか、当然の選択肢と言えるでしょうか。

共通規格は動力車の全長と全幅のみ。幅は15mm~16mmで統一します。

上回りには「しばり」を設けました。

「出来るだけスクラッチはせず、GMの板キットを加工すること。」

というものです。出来るだけGMオンリーにして鉄コレやMODEMOなんかはなるべく使わないようにしようと思います。鉄コレ使っちゃうと何でも出来ちゃいそうなんで、それじゃあ面白くないんです。

GMしばりの理由は、昨年のJAMで見かけた須津谷急行の車両たちが物凄く気に入って、こういうのを作りたいと思ったからです。「ねずきゅう」も「スズキュー」にインスパイアされているんです。だからこそのGM板キットなわけです。

この「しばり」のおかげで、結構奇妙キテレツな車両が誕生しそうな予感です。80年代から90年代にかけてのNゲージの作例でよく見かけた自作車両たちの、細部は全然実物とは似てなかったりするけれど、何か物凄く力強い作例たちのイメージを再現出来たら良いなと思っているのですが。

キットを切った貼ったするのが大好きという性癖が影響しているんですが、この作業を楽しめるかどうかがカギのような気がしています。

GMのキットの中では、一番簡単に使えそうだったのが京阪600系で、これは現在、PLATZからOEMのプラモデルが出ています。少しお高いのですが3両分のパーツが手に入るので買ってみました。それでもそのままとは行かず、唐竹割の必要がありそうです。都電のキットも使えそうな気がしますが、路面が要らないなあ。

あと、GMさんにお願いしたいのは、江ノ電1000形タイプキットの再版。あれはそのままでも使えそうなんで(笑) 今なら鉄コレ動力が使えるんだし。売れないか(笑)

例外的に貨車や機関車は別のキット加工となるでしょう。貨車などはスクラッチしかないと思っています。機関車動力は今のところロクハンのZショーティーなどを想定しています。

Zショーティーは良く走りますし安いので、有効活用していきたいです。10m級くらいの電車も欲しいので、Zショーティーの改造を画策中。

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