鉄道名のことなど

Nナローというのは、1/150スケールの車両を6.5mmゲージの線路で走らせる模型のことです。6.5×150=975なので、3フィートより少し大きな感じ。メーターゲージと言ってもいいでしょう。

仮にスケールを1/144とすれば936mmになるので、ほぼ3フィートと言っていいと思います。

そんなわけですから、少し大きめの車両たちを作っていこうと思います。もし、日本に3フィートナローの軽便電車があったら、という想定です。

 

元々が電車好きですし、レイアウト作りたいし、編成物を走らせたいし、というわけで、私のNナローは軽便電車で行くことにしました。

コンセプトが決まりましたので、次は鉄道名を決めます。

今年は子年ですし、HOナローが猫屋線ならば、Nナローはネズミだろうって事で、「ネズミ急行電鉄」略して「ねずきゅう」と名乗ることにしました。

漢字は常識的な文字を当てて「根津美急行電鉄」と称します。「ネズ」は、最近はやりのマンガのヒロインの名前の字にしようかとも思ったのですが(笑)、そういうのはあっという間に古臭くなってしまうのと、「禰」の字が難しいので辞めました。ただ、デザイン的には面白いので社紋にこの字をアレンジしたものを使ってみました。かつては「禰津美」と称していたが、戦後「根津美」と改定されたとか何とか。

名前は略称のほうが好きなので、シンプルに「根津急(ねずきゅう)」と呼んでいただければ幸いです。

根津急は、どこかの地方都市に存在します。国鉄本線に接続しており、そこから総延長40kmに及ぶ中規模の地方私鉄として展開しています・・・みたいな感じで設定を考えていきたいと思います。実物知識に疎いので、実在の場所にしてしまうと矛盾を回収しきれないと思いますので、完全な架空世界の架空鉄道でいきたいと思います。

設定はおいおい考えていきますが、何せ行き当たりばったりなので、途中でコロコロ変わるかもしれません。

この手の架鉄にありがちなのは、模型で作る車両たちが増えていくにつれ、鉄道も巨大化していくことです。実物では、あすなろう鉄道が現在14両(3両編成×4本。2両編成1本)、北勢線が22両(3両編成×6本、4両編成1本)で運用されていますので、今のところ北勢線の22両くらいを目途に考えているのですが、こういうのはあっという間に増えますのでね。

そこで支線を作ったりしていくわけですが、今回は、それとは別に時間軸でも考えてみたいなと思っています。

つまり、モハ1形で木造電車としてデビュー、鋼体化改造を受けモハ10になり、車体延長でモハ100になり、アコモ化でモハ1000になる、みたいな感じの変遷を全て模型化したら面白いんじゃないかなと。

レイアウトも、それに合わせて時代時代のモジュールが作れたら面白いかな?とか思ったりしていますが、さて。

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根津急「モハ42」の製作

まずは1両、電車を作ってみました。

ベースはGMのクモハ42の板キット。これを切った貼ったします。前面と屋根は唐竹割り。側面はドアの所で繋いでなるべく綺麗にリベットを残したまま切り継ぎできるように勤めました。
ナローっぽくするには乗務員ドアを付けないほうが良い感じになります。

ドアの横で切り継いでいるのがお分かりでしょうか?

前面は貫通扉だけを細くしたので癖のある顔つきになりました。ちょっと栃尾を意識した感じ。奥まって位置する貫通ドアは、キットの乗務員扉です。

次回作のクハと同時進行で作っていた途中の写真。工作中の写真は忘れがちですね。これからはこまめに撮っておくようにします。

下回りはアキア動力です。
これを使って車体の長さを決めたので、15m級という、結構大柄な電車になってしまいました。並みの地方私鉄の電車より大きいです(苦笑)
鉄コレ琴電と並べると琴電よりデカいのが分かります。

台車は、どうせ良く見えないのでアキアの空気ばね式そのまんまで良いだろうと思っていたのですが、ふと思いついて、鉄コレ用の日車D16を削って、アキア台車も表面を削り、接着してあります。厳密には軸距が違うんですが、それっぽい感じになったので良しとします。

上回りのうち、ヘッドライトはランナー引き伸ばし棒から自作。第2エンド側のテールライトも伸ばしランナーです。精密なものを作る気はないので、こんなもので充分です。写真で大写しすると粗がみえますね。でも実物は小さいのであまり気にしていません。

手すり類を付けると手間になるので、これも省略。気が向いたら伸ばしランナーで作りましょう。

屋根にはGMのガーランド型ベンチレーター。少し大きいんですが気にしません。パンタもGMのPS13です。パンタ回りには伸ばしランナーで簡単な配線をしてあります。

カプラーはKATOの新型密連を付けています。これには紆余曲折がありましたので、別の機会にご紹介したいと思います。

当社の規定により、車両番号は極力ベースになった車両のものを使うという事で、モハ42になりました。

 

何かそれっぽい設定を考えないといけませんね。

 

 

 

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はじめまして。ねずきゅうです。

あるところに、3フィートの軽便電車がありました・・・

これは、1/150 6.5mmゲージで構築した、昭和50年代のある地方鉄道の風景の記録です。

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ナローゲージのチマチマした車両とレイアウトばかり作っていると、食傷気味になって、たまには雄大なスケール感で長大編成とかを走らせたくなるものです。えっ?ならない?

マア、ナローゲージャーなんて大概そんな感じなんですが、わたしはチョイトそういうのを走らせたくなってしまいました。

で、久しぶりにNゲージを始めてみようなんて思っちゃったのです。でも、そこにE233系15両編成なんてのはありません。旧型国電好きなので、精々が旧国4両編成くらいで充分なワケです。

20m級4両編成くらいをのんびり走らせたい。
プランは超シンプルにエンドレスを基本として、駅には交換設備をつけておく。
出来れば延長を考慮して引き込み線も。

漠然と、そんな事を考えていたのですが、捻出出来た用地はA2サイズでした。コレがケチの付け始め。たったそれだけを実現するのに、A2サイズの420×594というスペースは狭すぎました。長手方向は最低でも900mmは欲しいところです。

やりたい事は、4両編成くらいの電車をエンドレスでぐるぐると回したいという事だけなのですが、Nゲージでも20m級4両で600mm近くの長さになってしまうので、A2サイズのエンドレスで走らせるのはちょっと不自然な感じになってしまいます。15m級以下であれば、3両編成くらいでも何とか恰好がつくので、仕方なく地方ローカル私鉄のレイアウトに方針変更しようかと思っていました。最初の長大編成を走らせたいという欲求は何処へ行ってしまったのでしょう。

ともあれ、その前提でプランを描いていきます。レールはTOMIXを用意したのですが、、、

ネットで調べて唖然となりました。まあ、TOMIXのポイントの評判の悪いこと。「レイアウトにはTOMIXのポイントを使うべきではない!」などと言い切っている人までいて、ここで意気消沈。

ああ、またも妄想で終わってしまうかな、と思ったのですが。

ひょんなことから、Zゲージのレールと車両に1/150の車体をかぶせて走らせるNナローを始めることになりました。

ああ、結局わたしはナローゲージの呪縛から逃れられないんですねえ。業(ごう)というモノなのかもしれません。

このブログは、いい年こいてNナローに挑戦したワタシの苦闘っぷりを記録するものです。

元来がお気楽モデラーですので、細かいツッコミはご容赦下さいませ。

 

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