茅ケ崎のDD12

梅雨に入ってしまい、塗装関係が出来なくなりました。レイアウトのほうも塗装や道路関係の製作を行う予定でしたので、少しの間延期です。

そこで、というわけでもないのですが、部屋を整理していたら出てきた古いネガをスキャンしています。

まずは最初期の写真から公開していこうと思います。カメラがハーフサイズのオリンパスペンEE2であることと、小学生の撮影したものですので、撮影クオリティは無視してください。あと、ビネガーシンドロームやネガ保管状況の悪さなどもあって、ネガの状態が最悪です。色再現とか凄い事になっていますが、ご了承下さい。

さて、第1回目は、多少センセーショナルな写真からご披露しましょう。時は1970年代前半。茅ケ崎機関区の風景です。

当時の最新鋭機DE10と、主力機DD13

公開展示会とかではなく、勝手に入って撮影したものです(笑)
昔は結構平気だったんですよね。数回訪問していますが、一度は職員さんに見つかってしまい、叱られるかと思ったら、いたずらしない事と、次に来た時は必ず事務所に声をかけるように言われて、DD13の運転台に入れて貰ったりしました。大らかな時代でしたね。
ベルの付いた電柱とか、ストラクチャー製作にも役立ちそうな写真と思います。(※ベルではなくて照明の傘のようです。照明柱ですね。ご指摘頂きまして、ありがとうございます。)

茅ケ崎機関区には貨物輸送のディーゼル機関車の他、相模線のディーゼルカーも居ました。写真後方にキハ10系らしき車両が写っています。奥の機関庫の脇には、ダブルルーフで三軸ボギーの救援車、スエ38が居たのです。その写真も撮っているはずですが見当たりません。

で、ここにはまだ転車台なんかも残っていたのですが、主力の機関車たちの後方に、休車中の機関車が何両か並んでいました。それがDD12です。

資料によれば1972年に休車、74年に廃車されたとありますので、この写真は73年ごろと思います。既にナンバープレートは外されていました。全5両が茅ケ崎で休車扱いになっています。

アメリカンスタイル丸出しの機関車ですが、元々は進駐軍が持ち込んだ機関車だそうで、当初の形式はUS ARMY 8500形でした。GE製の電気式ディーゼル機関車です。

カラー写真は、あまり見かけたことがないので貴重ではないでしょうか。国鉄色が意外と似合っています。この写真、DD12のデッキから撮影していますので、さらに貴重ですね。

模型ではHOでムサシノモデル、ホビーモデルが出していたほか、Nではワールド工芸が模型化しています。何故かフリーの3軸でマイクロエースからもDD12タイプというのが出ていました。

数量の貨車を牽引するのが似合っていますので、小型レイアウトには最適だと思います。もう少し模型化して欲しい機関車です。(アメリカにも売れると思いますよ?w)

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