Nゲージレイアウトの製作(3)Nナローの併設

さて、このレイアウトにはもう一つの線路が敷いてあります。Nナロー6.5mmゲージの線路です。

「ねずきゅう」用の線路で、この駅は根津急猪川線「ねずきゅう・いがわせん」の猪川駅という事になります。実はNゲージのエンドレスはオマケで、こちらのNナローが本題だったりするのでした。

内側のホームは国鉄線と根津急との共用島式ホームとなっています。根津急はここから出発し、エンドレスの内側を周回していきます。

国鉄線が水平に周回していくのに対し、根津急は徐々に勾配を下っていきます。

裏ストレートで緩い勾配を登っていく国鉄線に対し、根津急はさらに降下し、トンネルに入っていきます。

そうして駅の下を抜けて、台枠の穴からこんにちは。

この先は簡単なヤードを敷くなどして、列車の入れ替えを可能としたり、単純に直線だけを敷いて自動往復運転をさせたりするのも面白いかもしれません。丁度ロクハンから自動往復運転装置が発売されましたので、試しに買ってみてもいいかなと思っています。

そこまでしなくても手動往復運転で充分かな?

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Nゲージレイアウトの製作(2)ハイブリッドなレール敷き

なるべく余計なお金をかけないでレイアウトを作るというコンセプトでNゲージレイアウトを作っています。

わが家にはTOMIXのレールが沢山転がっていたので、これを利用しようと思いました。

TOMIXはポイントに難があり、固定式レイアウトでTOMIXを使うと様々なトラブルに見舞われるようです。しかし、小型レイアウト必須のカーブポイントはKATOにはありません。KATOがカーブポイントを出してくれれば良いのですがね。PECOは前回のトラウマがあるので使いたくありません。

Nゲージで鉄道模型を再開した時、よくわからずにTOMIXのポイントばかり買っていました。当時はナロー主体だったので、スーパーミニカーブレールのあるTOMIXのほうが何かと便利だと思っていましたから必然的にTOMIXを買っていました。買っちゃったものは仕方ないので、手持ちのポイントの中からカーブポイント1つとR541のポイント、R280のポイント1つずつを使用しました。

あとはレイアウトに合わせて線路を適当に繋いでいきます。問題は、橋桁のある部分で、ここはデッキガーダーを付けたいのですが、TOMIXには曲線ガーダーがありません。全くもう、帯に短し何とやら。ここはKATOの出番となりました。

KATOには曲線デッキガーダーがありますので、これを使います。R448という半径なので、これとTOMIXレールを合わせると結構齟齬が出ます。合わない部分はTOMIX側のレールをカットして調整しました。

橋脚はKATOのものが少し大げさなのでTOMIXのものを使っています。ここもハイブリッド工法になってしまいました。

最後に左側のポイントが2基連続する部分ですが、そのまま繋ぐと冗長的になってしまうので、R541ポイントの定位側の直線を切って繋げました。ところがこのポイントの構造上、定位側の直線部の根元に電気接点があり、そこまで切ってしまうとジョイナーが入らないことが分かりました。時すでに遅し。

仕方ないのでジョイナー無しで繋げています。後でハンダを盛って成形するとかしたほうが良いかもしれません。

ポイントが少ないのとプランがシンプルなので、フィーダーは1カ所でいいかな?と思います。とりあえず裏ストレート側にフィーダーを接続。駅構内はギャップを切って別配線にすべきでしょうね。このあたりの工作はしばらくテスト走行させてから考えたいと思います。

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Nゲージレイアウトの製作(1)プラン

長いトンネルを抜けるといきなりやる気があふれ出て来ました(笑)

というわけで、長らく放置状態だったNゲージレイアウトの製作に着手をしています。

元々、HOナロー用に作っていたレイアウトがあったのですが、製作途中で断念。主たる理由はストラクチャー製作が思うように進まなかったのと、PECOのポイントマシンとの相性が最悪で、動作不安定になってしまい嫌気が差したというのが原因です。PECOのマシンはベーシックなコイル方式なのですが、ここのスイッチに中華コンデンサを使ったのがまずかったらしく、経年劣化でちゃんと動かなくなってしまいました。コンデンサの抜けが早すぎる感じです。まあ、仕方ないです。

その後、HOナロー廃業に合わせてレイアウトは解体するつもりでしたが、この台枠を利用してNゲージレイアウトを作ることにしました。

元々のサイズは、押入に入るように設計したもので900×770という半端サイズでした。Nゲージの20m級車両4両編成を走らせようと思うと、長手方向900では少し足りないので、台枠を延長して1050×770にしました。押入に入るギリギリの大きさです。

まずはプランニングですが、参考にしたのはこの本。

SHIN企画の「小型レイアウト4題」です。この本は穴が開くほど読みました。なので、あちこちでこれらの作品にインスパイアされています。

これがプラン図になります。大きさとコンセプトから、星ノ森鉄道比美津線に似通ったプランになってしまいますので、出来るだけそっち側に寄せないように苦心しました。

とは言え、エンドレスに交換可能な分岐を持つ対向式ホームの駅というのは一緒なので、そこにもう一つオマケを付けました。内側のホームの端から根津急の線路を出して、内側を周回し、駅の下をくぐってレイアウト外に出るという線路です。天山鉄道有賀峠線のアイデアを頂いています。

それともう一つ。私のレイアウトでは必ず設定する「延長想定線路」を敷きました。駅直前の外側で分岐し、引込線に入るという線路です。駅構内から分岐するのではなく渡り線のようなイメージで分岐するのがミソです。

延長部には色々なセクションを作ることが可能です。例えば、一般的に小型レイアウトでは収納不可能な大型扇形庫のモジュールなどを作って繋げることが出来ます。

ナロー線のほうには、昨年作った根津急のレイアウトを接続することが出来たりします。
こうやって複数のレイアウトを繋げて楽しむのがワタシ流のレイアウトの楽しみ方なのです。

プランが出来ましたので線路を敷いていきます。ほとんどがTOMIXのレールそのものですので楽でした。

線路の話は、また次回。

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