ストラクチャーの製作 看板を作る

コロナ騒ぎでなかなか落ち着きませんね。模型を作っていても何か集中出来ません。

そこで今日は、思い切ってネット断ちして模型に集中しました。

市販ストラクチャーを活かすためには、外装に出来るだけ手を加えることと、オリジナル性を高める事だと思います。

一番簡単なのは看板の自作です。

ところで、看板を作るのにパソコンで作ってませんか?あれがどうもダメなんですよ。いわゆるフォントと看板の描き文字って全然違うので、フォントの看板には違和感を感じてしまいます。

2000年以降の、今のレイアウトを作るのであれば、実物の看板がフォントを使っていますので違和感は無いのですが、少なくとも90年代までの風景を作ろうと思ったらフォントは使えません。

ならどうする?

手で描くんです。

実物の手書き看板は結構少なくなりましたが、昔の写真なんかで見ると、意外と下手だったり歪んでいたりするものです。しかし味のある書体の看板が多いです。
こういうのを真似してみるのが良いんじゃないかと思います。

これは某所で見つけた廃業した不動産屋の看板。良い感じの文字ですよね。こんな感じの不動産屋を作ってみました。

ベースは建物コレクションの街中セットAに入っている角の雑貨店。これ、雑貨屋より不動産屋のほうが絶対似合うでしょ?ってことで改造です。

看板は何回か書き直している感じにして、下書きをした上からもう一度ホワイトを塗り、少し汚してから文字を書くという凝った事をしています。おかげで一日がかりになってしまいました。やり過ぎですね。

窓がイマイチなので全部抜いてしまい、上から不動産物件の張り紙を付けます。これは実物の不動産屋さんの写真を取って、その物件の画像をNサイズに縮小しました。

壁には映画の看板を、これまた写真製版で作成。ちょっとスケールオーバーな感じなので、これは印刷し直します。上映中の映画は、みゆき座が「Oh!タカラヅカ」美保純主演のロマンポルノ(笑)、スカラ座はリバイバル上映で「ゴジラ・モスラ・キングギドラ地球最大の決戦」です。美保純さん、好きだったので(笑)

Oh!タカラヅカが上映中ってことは82年ですね。スカラ座のほうも、「E.T.」とか「ブレードランナー」にしたかったんですが、良い感じの立看板の画像が入手できなかったので諦めました。

KATOの出桁造りの食堂のほうは、HOナローのストラクチャー製作の時に使った駅前食堂の看板をリメイクしました。この看板の文字は、一部実物の描き文字を写真製版でコピーしています。「やなぎや」の文字はフォントですが、あまり見かけないマイナーなものを使っています。フォントを使うなら、メジャーではないものを使ったり、少し長体を掛けたり線を太くしたりして加工すると良いと思います。

写真製版は便利なので、アスファルト道路もこれで作ってみようかと思っています。

そのあたりの工作は、また今度。

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バラスト散布

今回のレイアウトは初めての事ばかりで結構戸惑っています。

レールは全てロクハンの道床付きを使ったので、バラストのモールドがあります。これをレイアウトに敷設したとき、バラストはどうやって散布すれば良いのかな?と思いました。今までHOでは篠原やPECOのレールしか使ったことがなく、この手の道床付きは初めての経験なのです。

友人たちに聞いてみると、そのまま上からバラストを撒いても大丈夫とのこと。とりあえずテスト用のお立ち台を作ってみました。

ここにとりあえずバラストを散布してみます。

バラストのモールドと枕木の間に段差がありますので、細かいバラストなら埋まって実感的になりそうです。と、ここで気が付きました。ナローの線路なので、バラストは半分くらい土に埋まっているほうが、より実感的じゃないだろうか?

そう思ったので、紙粘土にバラストを混ぜて、これを刷り込むようにして地面を作成してみました。

結果は上々で、これに着色していきます。
色は単色になるのは良くないので、4色くらいを使います。茶系とグレー系、ダークイエロー、カーキなどを適宜に混ぜながら塗りました。

均一にしないで塗ることで実感的になっていきますが、こういうのは結構センスを要求されますね。実物をよく見ることが大切ではないかと思います。

並行して、線路わきに草など植えつつ、最後はターフを撒いて枕木を隠していきます。

全部隠れちゃった所も出来ました。多少やりすぎたかな?

駅周辺やポイントまわりは整備された雰囲気にしたほうが良いので、少し工法と塗装法を変えて作る予定です。

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塗装とレタリングのこと

以前、猫屋線コンテストで磐播急行電鉄という車両たちを作ったのですが、この時のカラーリングが旧西武色の赤とベージュでした。今回のねずきゅうでもこの色を使います。(在庫処分とか言わないこと)

西武赤電色は、栃尾電鉄(越後交通栃尾線)の色で、これが気に入っているんです。栃尾は一時期東急グループだったはずですが、何で西武色なんかにしたんでしょう?

時代経過を模型化したいという思いがありますので、旧塗装として阪急マルーンを想定しています。ブドー色2号でも良いんですが。あと、出来れば特急色とかも考えてみたいですね。将来的には特急電車も作りたいのです。軽便特急って、ありえなそうで面白いと思いませんか。

あと、思い付きで考えているのは阪神の赤胴車、青胴車みたいな色分けですか。西武のベージュに青系を合わせてみたら面白いかな?と思ったりしています。旧小田急色の黄色系と青系もダサい感じになって良いですね。なるべくダサい色合いにしたいところですが。
その他、将来的に導入予定の電気機関車の塗装は未定。茶系か黒が妥当な線ですが、青いのも良いなあとか思ったり。

こないだ思い付きで作った単端式は素直にマルーン単色にしましょうか。あとは市内線か!GMの路面電車キットを買うかどうかが悩みの種。モデモに手を出すと大変な事になりそうなので。

屋根は色々使い分ける予定ですが、基本的にはジャーマングレー。ベンチレーターはフィールドグレーを基本とします。下回りは単純に黒。

ウェザリングですが、ものが小さいのであんまりゴテゴテと塗ると汚くなってしまうので、控えめにしておきます。

ナンバーはとりあえず、

モハ
42

という感じでGMのインレタを貼っています。

あと、所属区名もインレタを貼っていますが、所属区そのものに意味はありません。とりあえず使ったのは長キマです。これは昔作った大糸線用のくろま屋のもの。10年以上経っていますが今でも使えたのはラッキーでした。

これらの貼り付けには、老眼鏡+天眼鏡というダブルメガネで対応しています(笑)

この、根元が可動式になっている天眼鏡は母の形見なのですが、意外と便利です。

最初は社紋を自作デカールで作って貼ろうかと思っていたんですが、どうせ見えないので辞めました。Nゲージサイズでは見切りも重要と思っています。スケールモデルではないですし、細密化するつもりもないので。

小さいものを作るのは大変ですが、慣れて来るとだんだん見えるようになってきます。一度慣れてしまえば、あとはそんなにキツくありません。何事もやってみないと分からないものですね。

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片ボギーの単端式を作る(1)

私にとって、ナロー鉄道模型と言えば一にダックスストーリー、二に玉軌道と来て、三番目くらいに位置するのが74年くらいから単発的に掲載された赤井哲郎氏の一連の作品群です。

特に印象深いのが75年1月号、通巻319号に掲載された「タンタンとホロハ」(ナローゲージブック1に再掲)。

1930年のフランス映画の話から始るという洒脱な文章もさることながら、返す刀で、いい年こいた大人がケロッグのオマケのミニカーに一喜一憂するなど、妙な子供っぽさもあったりして、大好きな記事のひとつです。

運転重視のために安定した既製品動力を使うという割り切り方は、現在の私の模型スタイルにかなり影響を与えてくれた記事でもありました。

そういえば「タンタン式」という読み方なのを知ったのも、この記事だったと思います。それまでは「タンハジ式」とか「タンパ式」とかそんな読み方をしていたような気がします。恥かかなくて良かった(笑)

その1年後、通巻330号に掲載された片野正巳さんの「単端11号」も印象的でした。マックのボンネットを使った大ぶりな片ボギー式で、これにインスパイアされた車両を猫屋線改造で作ったりしました。

で、Nナローを軽便電車でスタートさせたわけですが、ナローなんだからやっぱりナローっぽい車両が無いとイカン。という妙な理屈をこねて、一番軽便らしい車両という事で、単端式ガソリンカーを作ることにしました。

「下回りは既製品を使用する」というルールに則って、最初はロクハンのショーティー動力そのままを使うつもりでしたが、この動力、全軸集電なのに気が付き、それなら片ボギーに出来るんじゃね?というわけで、非動力側の台車を外したのがそもそもの始まりでした。

ここに単台車を付けてしまえばよいだけです。単軸側は車輪径大きいほうが良いよねって事で、アキアの台車を持ってきますと、オヤ?何だかそのまんま使えそうな予感がします。

そこで、片側をバッサリと切り落とし、ボルスター付きの1軸台車を作成。これを外した非動力台車の代わりに嵌めてみると、何と!あつらえたようにピッタリでした。勝ったも同然!

ネジ止めしてあるだけなので、いつでもボギー台車に戻すことが出来ます。

気になるのは集電で、片側2軸だけですが、流石はロクハン製品。走行性能に全く問題なし。ポイントも普通に通過出来ました。ただ、やはり集電不足は否めないので、単台車側からも集電できるように改造を検討してみましょう。

***

上回りは、今まで作った電車の余りパーツからでっち上げました。片ボギー単端と言えば日車のイメージなので、日車風にデザインしてみました。

車体はGMのスハフ43から。窓を1個分多くして下回りとのバランスを取りました。前面は旧国の余りパーツ。ボンネットはGMの保線車両のものを切った貼ったして、ネムタクのちどり号に着けられていた日産ボンネット風にしています。

その他、種車の都合で折戸を廃止して引戸にしていますが、車体裾は絞ってあります。ウインドヘッダ上の車両番号のサボ受けは要らないですね(笑)

あとは庇を付けて屋根板を載せるだけ。排障器くらい付けておきましょうか。ボギー側の台車枠も何とかしたいところです。

***

さて、ブログの更新は初動が大事という事で、2週間近く毎日更新してきましたが、流石にネタが切れてきました。小出しに出来ない性格なのと、ひとつを完成させないまま次に手を出すという悪い性格ゆえ、あっちこっちに手を出して記事の連続性に欠けるという状態になってきましたので、ここら辺で更新ペースを抑え、まずはレイアウトの完成に注力していきたいと思います。

記事は少しずつ書いていきますので、今後ともご贔屓のほどを。

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GMの住宅を塗る。

思った以上に建物が必要なうえに、スペースが狭いので大きなストラクチャーは似合いません。KATOの看板建築ばかり使うわけにもいきませんので、もう少し他のキットを使ってみることにしました。

まずはグリーンマックスの住宅セット。最近は彩色済みのものが売られていますが、未塗装6棟入りのものを買ってみました。

早速作ってみましょう。6パターンの家と屋根が入っています。家は少しずつ窓配置が変わっていて楽しいですね。

適当に部品交換できるのも良いです。内側にガイド溝があり、そこに合わせて切断すれば平屋にもなります。

作り方は至極簡単で、4面を貼り合わせて屋根を載せるだけ。戸袋、手すりや郵便受け、煙突、テレビアンテナなどの細かいパーツが付いていますので、これらは塗装後に別づけしていきます。

とりあえず1棟塗ってみました。
表面にモルタル風のモールドがありますので、グレー系で塗ってやると良い感じになります。作例は明灰緑色。飴色ってヤツですね。初期のゼロ戦の色ですが、実はこんな色ではなかったという話もあったりします。

庇を茶系で塗り、サッシに銀を入れます。縦樋もグレー系で塗っておくと良いと思います。

屋根は特製屋根色。黒をベースに、白、赤、青を混ぜてあり、最後にちょっとだけ銀を加えています。超艶消しにしたいので、粉歯磨きを入れるんですが、こんなのまだ売ってるかな?

タバコライオンと言って、ヤニ取り歯磨きのひとつですが、残念ながら絶版のようです。Amazonで見たらとんでもない値段になっていました。定価250円ですよこれ。9800円って何だよ!ボッタくりもいい加減にして欲しいですね。

欲しいのは粉歯磨きじゃなくて、炭酸マグネシウムなので、これで検索すると安いのが出てきます。でも、そんなにたくさん要らないんですよね。私はもうこれ1箱で30年以上使っていますが、半分も減っていません(笑)

屋根に限らず、ストラクチャーや人形は超絶艶消しにしたほうが良いので、炭酸マグネシウムは必需品です。フラットベースは割高なのでお勧めしません。

そんな感じで5~6棟の家が作れるんですが、家の色は自由なので、色々試してみたいと思います。形状のバリエーションも楽しむつもり。

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ジオコレ対他社ストラクチャー

ストラクチャーは出来るだけ市販品を使うという事で、色々買ってみました。
今回は、駅から神社に向かう参道の両側に小さな商店街があるという想定にしましたので、商店を中心に買っています。

まずはKATOの出桁(だしげた)造りの商店を二つ。
同じくKATOの看板建築を二つ。この、KATOの看板建築は良いですね。ちょっと自作ではここまで作れません。

TOMIXのアパートを一軒。

と、ここまでは良かったのですが、

ジオコレがねえ。KATOと並べると、物凄くディテールが粗くて玩具っぽいイメージなのが萎えてしまいます。それでも何とか使えそうなものを選んで買いました。

購入したのは、街中セットAと、魚屋・八百屋・純喫茶2のセット。本当は、パン屋・肉屋・BAR寿司店2のセットが欲しかったのですが、売切れで手に入りませんでした。内装まできちんと塗装されているのが良いのです。これ、2014年に町コレのセットを再販、一昨年にも再販していますので、次は2年後かな?こういう商品は定番化して欲しいところですが。

ジオコレの洋風建築とKATOの看板建築を並べてみます。差は歴然としていますが、レイアウトに組み込むと意外にも馴染んだりするようです。ジオコレのほうにもう少し手を入れたいですね。特に屋根は目立つので、GMの屋根瓦などと交換すると良いのかもしれません。

唯一、純喫茶だけは非常に良い出来でした。モデルとなった建物がもっさりした感じなのか、非常に実感的だと思います。これは内装にももう少し手を入れて、ライティングも組み込みたいです。とりあえず、レイアウトに設置してああでもない、こうでもないと配置を変えています。今が一番楽しい時かもしれない(笑)

その他は、基本的にそのまんまでも使えますが、KATOとTOMIXは彩色します。看板等は全て自作するつもりです。印刷の看板は字がフォントのままで、物凄く萎えてしまうんですね。私が文字に関係のある仕事に携わっていたので、フォントには少しうるさいという事もあるかもしれません。特に、八百屋のロゴは全くダメですね。まだ手書きの汚い字のほうが実感的な気がします。

フォントは線が細いんですよ。だから看板には合わないんです。最近の風景を作るんならありですが、80年代以前の風景を作ろうとすると、ちょっとそぐわない感じです。そのあたり、どれだけの人が理解してくれるでしょうか?
フォントの話は、項を改めて解説していきたいと思います。

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ランナーで木を作る。

さて、神社の裏側に木を植えるのですが、木は自作することにしました。
自作と言っても簡単にちゃちゃっとやります。

用意するものは、プラキットを作ったときに余るランナーと、KATOのフォーリッジというスポンジの塊です。
ランナー、大量に余りますよね。今回、GMの板キットを加工しているからなのですが、それ以外にもプラモデルを作ると山のようにランナーが余ります。何となく捨てられなくて大量に余っているので、これを何とか活用してみようという算段です。

まずはランナーを適当に切断して、根元の幹の所にカッターナイフで傷をつけ、木の幹っぽい感じにします。

オリーブドラブを雑に塗って乾かします。

幹にゴム系接着剤をタップリ塗って、フォーリッジを雑にくっつけると、あっという間に灌木の出来上がり!

もう少し茂った感じにしたい時は、ランナーを短めに切り、端をライターで炙って柔らかくして幹に貼り付けます。こんな感じで枝を表現してからフォーリッジを付けると広がりが出せます。

HOクラスだと難しいですが、Nスケールだとこんなもんで充分な感じがします。

早速、神社の裏手に立ててみましょう。

おっ、良い感じ。

コツは、惜しげもなくフォーリッジを付けまくること。こんもりとした感じにならないとダメです。枝の見えるような木が作りたい場合には、もう少しちゃんとした枝を用意しないとダメですが、枝が見えないくらい茂っている木を作りたい時は、こんなものでも充分実感的になると思います。接着剤は木工用とかを適宜併用してください。

一気に5本ほど作成し、神社の裏手にこんもりとした鎮守の森が出来ました。

上からターフを撒いて、抑揚をつけています。立派な林が出来ました。

もう一本、境内側にご神木を植えますが、これはもう少しちゃんと作ることにしましょうか。

 

 

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切通しの製作

さて、それではいよいよレイアウトのシーナリィ作りを始めます。

レール面はフラットなので、地面のほうに高低差を設けてメリハリを付けたいと思いますが、小型レイアウトに山は禁物です。山って想像以上に大きいですからね。饅頭山みたいなものが小型レイアウトにチョコンと乗っていると、それだけで台無しな感じがします。

もう少しホンモノっぽい高低差が付いて、それなりに見栄えがするものといえば切通しです。

じゃあってんで、早速発泡スチロールを重ねて切通しを作ってみました。

高さは車両の屋根とだいたい同じくらいにします。もう少し高くしても良いのですが、上に乗せるストラクチャーとのバランスを考えると、小型レイアウトではこれくらいが妥当な線かと思います。

で、上に乗せるストラクチャーを考えましょう。高台の上には何があるでしょうね?

普通の住宅でも良いのですが、多少インパクトが欲しい。学校とか神社仏閣、工場なんかも面白そうですね。今回、丁度ジオコレの神社セットが手に入ったので、これを設置してみることにしました。

さて、それではシーナリィを作っていきます。

トンネルの掘削技術が発展していなかった昔は、トンネルを掘るのではなく山ごと切り崩す切通しが一般的でした。鎌倉あたりにたくさん見られる切通しは殆ど素掘りですが、鉄道を通すとなると素掘りではチョイと具合が悪いです。崖崩れが怖いですからね。

都内で鉄道の切通しが見られる箇所は沢山ありますが、いずれもコンクリートで壁が作られています。ツタなんかが生い茂っていたりして、それなりに良い感じなんですが、もう少し何とかしたい。

そこで石垣です。

GMの石垣パーツを使えば一発なんですが、それじゃあ何となく面白くないので、ホンモノの石を積んでみました。

石は熱帯魚屋で買ってきた小石です。この手の自然石積みの場合、Nスケールだとちょっと大きい感じがしますが、そういうのはあんまり気にしない。作り方は簡単で、木工用ボンドを塗った上から小石を撒いていくだけ。コツは、ボンドが半乾きになったら上から軽く押さえて出来るだけ平面にすることと、完全に固まってから隙間を微小な小石やターフなどで埋めていくことです。

市販パーツを使うならGMの石垣A(みかげ石斜め積み)とか、石垣C(コンクリートブロック)が良いように思います。今回、上に神社が建つので、江戸時代に作られた切通しに線路を敷いたという想定にしたので自然積みの石を表現してみました。

切通しの反対側は楽をして、GMのコンクリート壁にする予定。

 

 

 

 

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車両制作中

レイアウトを本格的に作り出す前に、ある程度車両を揃えておこうと思っています。
まだ仕掛中ですが、blogのネタが切れてきたので、とりあえず発表していきたいと思います。

モハ200系(仮称)

先日の例会でデビューした作品です。ベースはGMの京急1000系(旧)

(旧)って書かないと分からくなってるの嫌ですね(苦笑)小田急なんかも4000系とか5000系とか、私の知ってる形じゃないのが走っていてガッカリします(老害)

側面は京急そのままで切り継ぎ。前面は中間車のランナーに付いてる京王の奴を切った貼ったしています。連結面側も同じく中間車についている京成っぽいヤツですが、貫通ドアが狭すぎて多分人は通れないでしょう。

動力車をモハ200、制御車をクハ201としてみました。余った側面のパーツで短い中間車も作成中。サハ202になると思います。

台車は元ネタに敬意を表してOK-18あたりを切った貼ったしようかと思いましたが、そのまんまでも格好がつくのでこのままにするかもしれません。

モハ200のほうは、当初片運転台式だったのですが、ナローで片運転台の動力車は無いという社長の意向で両運転台式になりました。熊本電鉄に行った東急5000みたいなイメージです。思いっきり趣味が出ちゃっています。

現在は最終艤装とレタリング待ちですが、アルミサッシの色塗りが面倒で手が止まっています。窓側にサッシをモールドしてあるほうが楽なんですが、アレはアレで今ひとつ実感的じゃなかったりしますので難しいところです。

しかし、この車両は思った以上にまとまり過ぎていてつまらんという話が出ています。趣味の悪い経営者なので困りますね。

クハ56

GMのクハユニ56を魔改造したものです。ノーシル・ノーヘッダの車体に半流線形の前面を持つ、軽快なスタイルです。

側面は、二度と同じものは作れないほど切った貼ったしてしまいました。ドアが内よりなのは車体延長されたという想定からです。その際にノーシルノーヘッダー化されたとか何とか言い訳を考えましょうか。

お腹の緩い社長の一言で、3位側にトイレを設置することになりました。今のところねずきゅうでは唯一のトイレ装備車なので、それなりに人気の高い(?)車両になっています。

クハ44

越後交通栃尾線は大好きな軽便電車ですが、中でもモハ207は草軽のモハ104の車体を延長して作った車両で、スッキリした一段窓が好みの車両です。

そのモハ207をイメージして作ったのがクハ44です。車体はGMのスハ44ですが、窓位置が低いので上を切って下を嵩上げするという大工事を行っています。
ドアと前面は旧国の余りパーツから適当にでっち上げました。屋根を張り上げにするのが一苦労。

前述のモハ200系もそうなんですが、プラ素材でも張り上げ屋根は面倒ですね。しばらく張り上げ屋根は作りたくないと工場長が悲鳴を上げています。

当初はモハ44の予定でしたが、両運転台式のクハが欲しいという現場の要請を受けて電装解除しました。

形式はベースのスハ44の車番を継承してクハ44になる予定。

この他にも付随車を数量作っていますが、その話はまたの機会に。

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上回りのこと

下回りは、ほぼアキア車両をそのまんま使いますので、上回りの加工が車両制作の主体となります。

Zゲージの20m車はNゲージだと15m級くらいの長さになります。
鉄コレの15m級地方私鉄車両と並べると、むしろ大きかったりするくらいです。ナローって言えないかもしれないですね。

でも、栃尾や下津井が13m級、北勢線のモ270系、あすなろう鉄道の260系は15m級ですから、不自然に大きいというわけでもありません。あすなろう鉄道のように、付随車や制御車を短くすればナローっぽい感じになりそうです。

一般的なフリーランス軽便と異なり、80年代前半くらいの世界観にしていますので、かなり新しめの車両も導入していきたいです。そうなると動力車15mはおかしくないどころか、当然の選択肢と言えるでしょうか。

共通規格は動力車の全長と全幅のみ。幅は15mm~16mmで統一します。

上回りには「しばり」を設けました。

「出来るだけスクラッチはせず、GMの板キットを加工すること。」

というものです。出来るだけGMオンリーにして鉄コレやMODEMOなんかはなるべく使わないようにしようと思います。鉄コレ使っちゃうと何でも出来ちゃいそうなんで、それじゃあ面白くないんです。

GMしばりの理由は、昨年のJAMで見かけた須津谷急行の車両たちが物凄く気に入って、こういうのを作りたいと思ったからです。「ねずきゅう」も「スズキュー」にインスパイアされているんです。だからこそのGM板キットなわけです。

この「しばり」のおかげで、結構奇妙キテレツな車両が誕生しそうな予感です。80年代から90年代にかけてのNゲージの作例でよく見かけた自作車両たちの、細部は全然実物とは似てなかったりするけれど、何か物凄く力強い作例たちのイメージを再現出来たら良いなと思っているのですが。

キットを切った貼ったするのが大好きという性癖が影響しているんですが、この作業を楽しめるかどうかがカギのような気がしています。

GMのキットの中では、一番簡単に使えそうだったのが京阪600系で、これは現在、PLATZからOEMのプラモデルが出ています。少しお高いのですが3両分のパーツが手に入るので買ってみました。それでもそのままとは行かず、唐竹割の必要がありそうです。都電のキットも使えそうな気がしますが、路面が要らないなあ。

あと、GMさんにお願いしたいのは、江ノ電1000形タイプキットの再版。あれはそのままでも使えそうなんで(笑) 今なら鉄コレ動力が使えるんだし。売れないか(笑)

例外的に貨車や機関車は別のキット加工となるでしょう。貨車などはスクラッチしかないと思っています。機関車動力は今のところロクハンのZショーティーなどを想定しています。

Zショーティーは良く走りますし安いので、有効活用していきたいです。10m級くらいの電車も欲しいので、Zショーティーの改造を画策中。

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