ちょっと早いですが店じまい。

昨年末に母が急逝してから今年に入ってコロナ問題と、わが家的には全く運の無い一年でした。

そんな中でボチボチとNナローを始め、車両とレイアウトを何とかでっち上げられたのは自分としてはかなり頑張ったのではないかと思っています。

エアでしたが軽便祭に参加するという目的が無かったら、ここまで作れなかったんじゃないかなと思いますし、コロナのおかげで在宅勤務になり、仕事の合間にちょこちょこと作業出来たのも有難かったです(笑)

後半はNゲージに手を出してしまい、仕掛品の大糸線4連を完成させたほか、自由形の113系を作ったりしました。

最後に荷電祭というイベントに参加させて頂き、何故かスタッフに登用されましたが、12月に入って仕事が過酷になり、クモユニ74に着手したものの、未完成状態で転がったままになっています。

明日で仕事納めですが、仕事のトラブルが治まっておらず、落ち着かない年末年始になってしまいそうです。

気持ち的に模型を弄る気になれず、このまま越年となりそうですが、来年はもう少し良い年にしたいですね。

少し早いのですが、今月全く更新できませんでしたので、このブログは本日で本年最後の投稿としたいと思います。

また来年も下らない事ばかり書くと思いますが、飽きずにお付き合い頂ければ幸いです。
その他近況報告などはtwitterで行っていきます。

では、みなさま良いお年を。

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2021春の荷電祭 クモユニ74を作る(2)

GMキットのクモユニ74を加工しています。

今回のコンセプトとして、エッチングパーツでゴテゴテにはしたくないというのがありました。

元が古いキットですから、お化粧するにも限度があります。繊細なエッチングパーツは似合いません。一番悩んだのは窓で、ここはエッチングパーツを使ってスッキリさせたいと思う反面、ここだけスッキリしてしまうとアンバランスになってしまうのが気になりました。

細密化することだけが模型ではありません。そこのバランスをどう取るか、いつも悩みます。

今日は前面の加工を行いました。

キットの前面は、ヘッドライトが全てモールドされています。流石にここは別パーツにしたいところ。そこで、ライトのセンターに2ミリの穴を開けてから、ヤスリで少し広げてみました。

元々、このヘッドライトはオーバースケールなんですが、「出目金」と呼ばれていたイメージをよく表現しているように思います。

そこで、余った100番台の前面にタヴァサのパーツを嵌めてみて、印象の違いをチェックしてみました。

スケール的にはタヴァサのパーツが正しいのでしょうが、見た感じはGMオリジナルのほうがクモユニっぽいです。そこで、タヴァサは使わずオリジナルのヘッドライトに穴を開けてクリアの棒を差し込むことにしました。

あとは行先表示窓です。狭いですね。実物はもうちょっと広い。ここは何とかしたいところなんですが、手を入れるとなると結構大変そうです。

KATOのASSYを使うと良いというお話を頂きましたが、折角GMの改造をしているのに、ここでKATOのパーツを使うのは本末転倒のような気がしました。それなら最初っからKATOを改造したほうがより良いものが出来るはずです。

スーパーディテールの細密モデルを作っているのではありません。あくまでもGMキットを使って自己流にアレンジしているのです。だから、ここで精密感に負けてKATOのパーツやタヴァサのパーツを使うのは負けだと思っています(笑)

それと、お金をかければ幾らでも細密化は出来るわけですが、それも本意ではありません。出来るだけお金をかけずに楽しみたいと思っていますので、そういう意味でも安易にパーツ利用をする事は控えたいと考えています。

色々めんどうくさいですね。性分なので仕方ありません(笑)

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2021春の荷電祭 クモユニ74を作る(1)

そんなわけで、荷電を作ることになりました。
ナローは当分お休みですねえ(苦笑)

今回のお題はクモユニ74の0番台。

東海道線で113系の先頭に立ち、堂々の16両編成を組んでいた時代を幼少期に見ていますので、荷電の中では一番好きな車両と思います。

小学校のころ、辻堂駅前の耳鼻科に通院していて、それが終わると病院の裏手のホーム脇の路地に行き、丁度やってきたクモユニ先頭の普通列車や、EF65PF牽引の14系ブルトレ「さくら」「みずほ」、153系やEF58牽引の荷物列車などを飽きずに見ていました。

東海道線には当時、新聞輸送電車というのがあって、クモユニが2連か3連で午後の東海道線を下っていくのです。各駅に停車して新聞を降ろしていくわけですが、これを再現してみたくなりました。

さて、そんなクモユニ74を作るわけですが、キットはGMのものがあります。

これを買ってきて、あっさり作ろうと思ったのですが、、、

ものが古いので色々と気に入りません(苦笑)

仕方なく、カッターナイフ片手に切り刻み始めてしまいました。これ、完成するのかな?
***

側板の加工

まずは側板です。このキットに限らずNゲージの車両全般に言えることですが、荷物ドアの奥行が足りません。
荷物ドアってのはかなり奥まっているんですよ。その表現が甘いんです。ボディ一体構造だと金型の関係でこうするしかないのでしょう。そこが気に入りませんでした。

すっきり仕上げたいところですが、印象把握というのはとても大事です。特にクモユニ74はシル・ヘッダーが無く、のっぺりとした車体なので、余計にドアのへこみが目立つのです。これを表現してみたいと思いました。

ドアをカッターで切り抜き、切り抜いたドアにプラ板で周囲を囲み、切り抜いたドアに奥行きを持たせて接着します。

勢い余って、片側の荷物ドアは開閉可能にしてしまいました(苦笑)

ドアが奥まって、荷電らしさが強調されたと思います。

続いて乗務員ドアです。これ、なんでこんな形なんでしょうね?全然似てない(笑)
クモユニの乗務員ドアは側板とツライチなんです。一段凹んでいない。さらに、窓も隅にRは付いていません。手すりも埋め込み型です。全部違う。

最初はそのままでもいいかなと思っていたのですが、一度気になるともうダメ(笑)
全然気に入らないです。

そこで、他のキットの乗務員ドアを移植することにしました。

一番ピッタリなのは101系用の乗務員ドアです。これがバッチリなのですが、ジャンク箱からは1両分しか発見できませんでした。101系に両運転台は無いので、2両分の先頭車側板が必要なのです。

仕方なくGMストアにバルク材を買いに行ったのですが、残念ながら101系先頭車のバルク材はありませんでした。色々物色して、クモハ123用の側板が何とか使えそうなので、これを調達してきました。

このバルクは可部線用と身延線用のパーツが1枚ずつ入っています。どうせバルクで売るんなら可部線用と身延線用1両ずつのセットにしてほしいものですが。

しかし!身延線用の側板は、側面の折り畳みステップの上の方に小さなルーバーが付いています。これでは使えません。ルーバーとその横のステップを削り取って、エッチングパーツのステップを付ければ良いのですが、それも面倒なのでもう一枚バルク板を買いました。

これを適当な位置で切り出し、クモユニの側板もカットして切り継ぎしました。

余ったクモユニの乗務員ドアはNナロー用に取っておきます。これ、けっこうありがたいのです。

<つづく>

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2021春の荷電祭

コロナ問題で今年のイベントは全滅。エア軽便祭のみが開催され、そこそこ盛り上がりましたが、もうひとつ物足りなさを感じていました。

普通に開催出来ていた時は、むしろ面倒くさいなと思っていたイベントが多かったのですが、いざ無くなってみると寂しいものがあったりします。

一応、来春の池袋は開催予定になっていてお誘いも頂いたのですが、現状では会社からその手の催事には参加を控えるようお達しが出ていますので、残念ながらキャンセルしました。

そんな中、twitterで「2021春の荷電祭」というイベントを知りました。

twitter上で荷電を競作しませんか?というイベントです。

普段、あまりこのようなイベントには乗らないのですが、丁度荷電を作りたいタイミングでもあったので、参加してみることにしました。

あっという間に参加者が増えて総勢60名近くなったので、一旦募集は締め切り、その後色々あって運営側に参加させて頂くことになりました。

発案者のかたのコンセプトに賛同したのが、一番大きな理由です。

荷電を作ろう です。
それだけです。
人数が増えた  お祭りになった  まとめよう
みんなで 荷電を作ろう 出来上がったら楽しいことしよう
それだけです。

この手の模型イベントはシンプルであるべきです。
繋がりも、あまり密にしない。出来るだけフラットにする。
そうしないと、一部のアクティブ勢だけが盛り上がり、他の人が置いてけ堀になります。
そうなるとイベントとしては失敗なのです。

特に、クリエイターが集まるイベントは個性的な人が多いので、そのぶつかり合いが良い方向に行けばよいのですが、あまり関係を密にしすぎると、思わぬ事からトラブルを生みがちです。

熱意は工作のほうに向けるべきなのです。仲良しになって工作以外で盛り上がる必要は全くない。
ありがちなのは飲み会などが頻繁に開催されるようになることですが、お酒が入るとトラブルも生まれやすいんですよね。幸いコロナなのでその心配は無さそうですが。

ですから、開催者側が冷静で、かつ浅めに運営しないと大所帯のイベント運営は難しいのです。このあたりが、他のイベントと模型イベントの大きな違いだと思っています。

軽便祭も運営チームの方々のスタンスの正しさが、毎回成功に導いていると思っています。

というわけで、来年3月に向けて荷電を作っていくことになりました。

管理の都合上、現時点で新規参加者は締め切っていますが、厳格なイベントではないので、参加発言されていないかたでも、面白いなと思ったらtwitterに#2021春の荷電祭のハッシュタグを貼って作品を公開して頂ければよいのではないかとも思っています。

ただひとつ個人的な問題があります。

最近、ちょっと鉄道模型に飽きてきちゃった(苦笑)

※いつものことですww

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Nゲージで作る旧型国電(1) 大糸線4連

Nナローを始める前に、Nゲージをやろうとしていました。その時に手掛けた車両がようやく完成しました。そんなに精密ではありませんし適度に省略していますが、Nナローをやる傍ら、のんびり作っていければと思います。

【大糸線40、51系4連】

<クハ55435+<クモハ54005+<クハ55433+クモハ60022(M)>

製作期間:2019/11/10~2020/10/11

大糸線の40/51系4連です。

Nゲージ復帰後の旧型国電キットメイク第1作となります。しかし、完成まで1年近く掛かるとは。途中でNナローを始めたにしてものんびりしすぎのようです(苦笑)

元々はTMS1973年10月号(相変わらず古くてすみません)に掲載されていた西尾博保氏の作品にインスパイアされて製作したものです。
12年ほど前、鉄道模型をNゲージで再開した当初にも同じ編成で大糸線風のNゲージを作ってみたことがあり、それが私のNゲージの事実上のデビュー作でした。
この車輌はその後Nゲージからナロー専業にスイッチした時に処分してしまったので、我が家には残っていません。
Nゲージでの旧型国電製作にあたり、第一作に大糸線を選んだのには色々な理由がありますが、私のN車輌第一作を再製作するという意味合いも強く反映されています。

車輌は全てGMキットからの切り継ぎ加工です。
西尾氏の作例は茶色混在時のものでしたが、私のものは全て青22号の時代にしました。さらにクハ55は、トイレ設置後の車番号改定後としています。

【改造の概要】

クハ55435

先頭に立つのはノーシルノーヘッダー、サハ75からの改造車クハ55430番台です。
クハ55430番台には、色々なバリエーションがありますが、前述の西尾氏の作品のクハ55をベースとし、トイレ取り付け、番号改定がありましたので、これに倣いクハ55435としてあります。

サイドはウィンドシル、ヘッダーを削り取った後、トイレ部の窓を狭くしました。
ドアの形状が異なっていますので、それなりに加工してあります。2枚のドアは中枠付きになっています。一般的な改造ならタヴァサのパーツを貼りたいところでしょうが、お金を掛けたくないので、キットのドアを活かしてプラ板から切り出した中枠を接着しました。

キットの床下機器は実物とはかなり配置が違うように思うのですが、このあたりの表現には凝らないつもりなのでキットのままにしてあります。ただし、トイレ付きなので水タンクは装着しました。

前面はサハ改造なので独特のツラガマエです。GMクハ55キットのうち、列車番号表示枠が丸いタイプの前面を用い、窓とドアをくり抜いてから裏面をヤスって0.5mm厚程度まで削ります。続いて、片方だけHゴム化された前面パーツのモールドを、Hゴム以外すべて削り落とします。これを張り合わせて前面を作成しました。貫通ドアの窓には横桟が入っているタイプなのでプラ板で付けてあります。渡り板はキットの幌枠から切り取ったものを接着。先頭車ですので、運転台側はボディマウントのTNカプラー、連結面側は台車マウントのTNカプラーです。

クモハ54005

半流ノーシルノーヘッダー車が欲しかったので、クモハ51のキットを加工して作りました。こういう時は思い切って、側面の全ディテールを削ぎ落したほうが綺麗に作れるのですが、少し横着をしてしまい、案の定汚い仕上がりになってしまいました。こういうのは何度やっても上手くいきません。

さらにこいつは戸袋窓がHゴム化されています。これもエッチングパーツを使えばスッキリ出来ますが、加工するほうが楽しいので、余った41系の妻板からHゴムを切り出し、はめ込み加工してあります。

前面は運転台側がHゴム化されているものを使用し、窓の下の特徴的な大鉄型ベンチレーターは引き延ばしランナーから簡単に作ってあります。奇数車なのでジャンパー栓受けを他の前面パーツから切り取って接着しています。幌から渡り板を切り取って接着し、上の穴は埋めてあります。

中間なので連結器は台車マウントのTNカプラーを付け、運転台側にはカプラー根元の両側にキット付属のジャンパー栓を切り取ってボンドで貼り付けてあります。

クハ55433

これもサハ改造のクハです。435とは異なって貫通ドアの幅が広いタイプ。まさに中間車を先頭車化しましたと言わんばかりの顔で、こういうやっつけ仕事的な車両は大好きです(笑)

作り方は435とほとんど一緒ですが、シルヘッダーが付いているだけ楽でした。

特徴的な前面はGMのクモハ11のキットからクモハ12に改造するための前面を利用しました。オデコの部分だけクモハ41用のものを移植しています。サボ受けはプラ板から自作。中間車の運転台側カプラーの根元にジャンパ栓を付けるのは標準仕様となりそうです。

クモハ60022

ここまで作って、3両とも奇数車なのに気づきました。これでは編成が組めません。そこで、半流クモハ60の偶数車を作って動力車としました。

半流のクモハ60はGMのキットにはありませんので、切り継ぎ加工することになります。使うのはクモハ41キットとクモハ51用半流前面です。
まず、クモハ41の側板の加工ですが、運転席後部に縦樋が付く部分で切断し、長さを2mmほど短くします。続いて前妻と接続するRの付いている部分をカットし、51系の半流前面と接合できるように裏を削ります。このあたりの改造は、現物合わせの加工となります。こちらもノーシルノーヘッダー車ですので、クハ55435同様にシル・ヘッダーを削り落としました。

前面はクモハ51用のものを使い、シルヘッダーや幌枠を削り取って穴埋めし、プラ板から作ったサボ受けを接着。
側板が出来たら、前面と連結面妻板を貼り合わせて箱にします。クモハ41用の屋根板を載せ、半流部分に適合するようにカットして載せます。ここは上手く削れないので大雑把に処理し、エポキシパテで穴埋めして仕上げています。GMのキットの屋根板は反りが目立つので、加工後の接着は困難を極めました。

運転席直後のつなぎ目を隠すように縦樋を貼って、あとは平均的な仕様でディテールアップ。下回りもGMパーツを使いました。動力はGMのコアレス動力ですが、これは板キットには簡単に付きません。

キット裏側のモールドを削り取り、プラ板を重ね合わせたて作ったコアレス動力をはめ込むパーツを作成して接着します。

屋根上は殆んどキットのまま。20年前に作った時のモデルとは屋根板が変わったようで、パンタグラフの配線がモールドされています。これはそのまま活かしました。避雷器もキットのものを小加工しただけ。

【全車共通仕様】

手すり類は特に付けていません。私程度のスキルだと、このくらいの細密感で丁度良いようにおもいます。パンタグラフはGMのPS13、連結器はTNカプラーの密連。
台車もすべてGMのTR23。

最後までどうするか悩んだのはベンチレーター。パーツにヒケが目立ったのですが、1個1個手作業で修正しました。そんなことをするから完成まで1年も掛かるんです。後半はKATOのパーツが手に入ったので、2両はそれを使いました。

【塗装とレタリング】

第一作に大糸線を選んだのには、単色塗装なのでマスキング工程と塗装工程を省略できるという事も大切なポイントでした。
スカ色などの塗り分けの場合には、マスキングの手間がかかります。
第1作のコンセプトとしては車輌の改造を楽しむ事に主眼点を置きましたので、塗装では楽をしたいというのが本音でした。
そういう意味では、ぶどう色2号でも良かったのですが、少しは派手なカラーにしたかったという事もあります。

屋根上パーツを除く全ての車体ディテールを装着後、充分乾燥させてから青22号、屋根色の順で塗ります。屋根にはスエード調塗料を塗りました。ベンチレーターはニュートラルグレーを使っています。

レタリングはGMのインレタを使用。所属区表記は以前作った時使った、くろま屋のものが残っていたのでそれを使いました。

最後にテールランプの赤、ヘッドライトの銀、パンタ碍子に白を入れて完成です。

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センベロNゲージ(2) 関水クハ181を改造する。

そんなわけで、IPAプールから引き揚げて塗装を剥がします。IPAは体に毒なので、手にはポリエチレンの手袋を嵌め、マスクをして作業しました。こういうの大切ですよ。
飛沫が飛び散るので作業は新聞紙を敷いて行いますが、新聞取ってない家庭も増えてきているので、こういう時困りますね。無駄な文字が印刷されていない新聞紙を売って欲しいなあと思ったら売っていました!!「無地新聞紙」で検索してみてください。10キロで2千円くらい。新聞買うより安いです(笑)
そのほか、通販で商品を買うと梱包箱の中にグレーの紙が緩衝材として入っていたりしますので、そういうのを取っておくと良いです。

で、こんな感じです。下地が黒でビックリしました。この時代、ABS樹脂って黒がデフォルトだったんですね。

さて、どんな感じに改造しましょうかね。

候補としては、機関車化、ジョイフルトレイン、格下げ通勤車、前近代化改装(笑)あたりですか。

機関車化というのはもう一両ボンネットを用意して両運転台式に改造して、電車から電気機関車にしちゃおう(笑)という魂胆ですが、もう一両クハ181を探すのは本末転倒なので没。これはアイデアとして温めておきます。

ジョイフルトレインも1両で完結させるのは難しいですし、特に今回のボディはABS樹脂製なので加工が難しいため、あんまり車体に手を入れたくありません。これも寝かせましょう。

前近代化改装ってのはオールドファッションに改装しちゃおうって事です。たとえば、非冷房改造してグローブベンチレーター載せる。

イメージ悪く無いですが、窓が開かないとゲロ電になっちゃいますねえ。

集中クーラー化してパンタ載せる。

クモハ181、悪く無いですが、他に181系持って無いので。

屋根を二重屋根化する。

ボディを木体化したいところですな。このアイデア、別の車種で考えていたりするので、それが手に入るまでお預けにします。

無難な所で格下げ通勤車にしましょうか。手持ちの余剰パーツを当ててみる。

意外とよさげですが、窓埋めは工程が増えるのでちょっとやりたくないです。ABS樹脂の加工も苦手なので。どうせなら両開きにしたいね。

というわけで、113系のドアの切れ端を当ててみると、、、

おおっ、見事に窓2枚分を使って綺麗に両開きドアと戸袋窓が入りました。これはアリですね。この線で改造してみることにしましょうか。113系のクハになります。クハ112とでも呼んでおきましょう(笑)

大昔なら馬鹿にされたような改造ですが、今は実車にも419系/715系という特急格下げの強い味方がいるので、そんなに馬鹿らしい改造ではなくなってしまいました。特急サロの113系化もありましたよね。事実は小説より奇なりという言葉を実感した改造車たちです。

まずは改造前に、実物を想定しておきます。強引な設定ですが、こういうの結構大事。それは次の機会に。

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せんべろNゲージ(1)関水クハ181を分解する

レイアウト製作も一段落つきましたので、車両工作に戻ります。
Nナローは色々試行錯誤中なので、手慰みにNゲージをいじりますか。

というわけで始まりました新企画。せんべろNゲージです。
せんべろっていうのは、千円でべろべろに酔っぱらえるような場末の酒場のことを言います。
それに因んで?、千円で買ってきたNゲージのジャンクとかキットを何とかしようというコーナーです。
カッコよくレストアするつもりは基本的にありません。できれば魔改造したいです(笑)
さて、どんなことになりますやら。

行きつけのブックオフには鉄道模型コーナーがあるんですが、ジャンクのNゲージ車両が結構置いてあります。800円くらいから数千円。ポ〇ン〇ッ〇とかより若干安いかな?という感じ。ものにもよりますが、ブックオフだと大抵ブルトレとか新しめの通勤電車、新幹線ばっかりなんですが、たまにお宝が眠っています。

今回救出したのは関水金属のクハ181。千円ぽっきり。安い。
安くても使わないモノは要らんのですが、こういうの買っちゃうのは性(さが)ですな。
KATO箱には食指が動きませんが、関水金属は買っちゃう(笑)

わが鉄道には181系を導入する予定はまるでないので、どうしましょうかね。Nナローに化けるのはしんどいので、ジョイフルトレインとかそんな感じのウソ電作りますかねえ。
ま、とりあえず素材にしましょう。

しかし、カッコいいですね。これ40年以上前の製品ですよ。今のNゲージと遜色ないです。Nゲージ産業革命期の製品です。改造するの辞めようかしら(おい)

下回りを外します。外しづらいよ。ドライバーとかをテコにするとよいのですが、車体に傷がつくので、こういう時には爪楊枝を使います。あと、指で加減をつける。力を入れすぎるとバキッとなりますので要注意。

外れました。え?床板一体型なの?聴いてないよ。屋根を外さないと内装や窓ガラスが取れない構造です。

仕方ないので屋根を外します。クーラー引っ張ったら抜けた(笑)
運転室上の屋根に隙間があったので、そこを外したら運転室の屋根だけ取れました。
えー、これどうすんの?

下から爪楊枝で屋根を押すと、少し隙間が出来ましたので、そこに爪楊枝を差し込んでグイっと。力加減とタイミングなんですが、何とか外れてくれました。

しかし次の強敵が内装。イスが表現されていますが、これも抜きにくい。窓ガラスが先と思ったのですが、イスを外さないと取れそうにないです。

こんな感じで引っ張って、だましだまし抜いていきます。窓ガラスに傷がつかないように。

合計で30分くらい格闘したでしょうか。ついに全分解を完了しました!

各パーツは紛失しないようにプラモデルの空き箱に入れて、名前を書いておきます。放置しとくと、四次元世界に吸収されてしまうんですよ我が家の場合。

ばらしたボディは、とりあえずIPA風呂にドボン!1週間くらい漬け込みますかね?
その間に、どうするか考えます(ノープランかよ!)

<つづく>

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SNS展示会の課題について

先般行われたエア軽便祭2020、周囲からも好評で成功したイベントだったと思います。参加者のひとりとして大変うれしく思います。

その一方で、初めてのSNSイベントという事で色々な課題や問題も出てきました。今日はそれについてまとめてみようと思います。

【出展側の課題】

SNS展示では、見せ方、キャプションの付け方で大きく変わってくるというのを実感しました。

仮に「いいね」を評価基準としたとき、「いいね」が多い作品には、その作品そのものの良さだけでなく、写真の撮り方のうまさとか、見せ方のうまさがあったように思います。

逆に言えば良い作品でも見せ方がもうひとつだと「いいね」が付かない。早い時間の投稿は埋もれてしまうので、「いいね」を貰いにくいという事もありそうです。拙作の「ねずきゅう」のように連投すると評価が分散するという課題もありました。

逆に「いいね」が多く付いたものが良い作品というイメージになってしまう事にも危機感を感じました。確かに「いいね」は評価のバロメーターではありますが、軽便祭はコンテストではないので、「いいね」の数だけで見ると見誤るように思います。

これは他のコンテスト、展示会などでもそうですが、評価の高いものというのは概ね、技術力に優れている、写真の撮り方も含めた見せ方がうまい、模型化した対象が良い、などの共通点があります。一方でマニアックすぎるもの、多少展示会の趣旨から逸脱しているものへの評価は低くなるように思います。

例えばウチの「ねずきゅう」はナローではありますが、フリーランスですし、さほどナローっぽくないところも多いので、その点では評価を頂けていないという可能性はあると思います。やっぱりコッペル、トロッコ、実物の模型化には敵いません。

恐れているのは、「いいね」を貰えなかったので、来年は出展を辞めようみたいな流れになってしまうことです。他人に評価されるためにやっているお祭りではありません。そこは強調しておきたいと思います。

でも実際、あまり「いいね」を貰えなかったツイートは正直悔しいと思ったりしました。いいねボタンなんて無くせばいいのにとも思いました。「いいね」だけが全てではないのですが、一度気にすると何だかずっと気にしてしまい、良くない精神状態になってしまいました。

このあたりがSNSでやるお祭りの課題のひとつじゃないかなあと思います。

自分の作品に付いた「いいね」を見てみると、9割以上鉄道模型をやっているかたでしたが、模型垢ではないかたからの「いいね」もあり、そちらのほうが嬉しく感じました。もう少し、それら外側の方々への注意喚起が出来れば良いなと思います。

今回気になったのは、リアル軽便祭での常連さんの出展が少なかったことです。KBMC、KMC、ONMCなどのモジュールクラブものは表現が難しかったのか、ほとんど投稿がありませんでした。いつも超絶モジュールでため息が出る礦林會の方々の投稿も無し。twitterアカウントを持っていないなどの理由もあるでしょうが、少し残念でした。

常連さんでは、駿遠倶楽部の方々も、くるまやさんの投稿以外目立ったものはありませんでしたね。倉林さんはお仕事の都合で不参加。磯野さんもお見受け出来ませんでした。

一方で、リアル軽便祭では恐らく出展されなかったであろう方々の投稿がたくさん見られたのは僥倖でした。地方在住でリアル軽便祭には来られないかた、グループ所属ではないので作品展示できない方々の作品が見られたのはとても良かったです。

その意味で、来年以降リアル展示に戻ったとしても、SNS参加枠を残しておいても良いのではないかと思いました。ただし、運営のかたのリツイートが大変なので、ハッシュタグ付けるだけで良いという形式で構わないと思います。

【鑑賞側の課題】

投稿総数が1500ツイート以上になり、全部を追いきれないという問題もありました。後から見返して、おっ、これいいじゃんと思った投稿も多かったです。未だに見逃している作品もあるかもしれません。

見る側の評価は「いいね」ボタン及び「リツイート」に終始していたようです。気になる作品にはレスをつけるとか、引用リツイートにするとか、そういう方向性がもう少し欲しかったように思います。

リアル軽便祭では会話が重要な要素のひとつで、オーディエンスの方々と色々会話させて頂くのが楽しいのですが、今回、それに欠けたのがSNS展示会の弱点なのかもしれません。「これ、どうやって作ってるんですか?」というのをSNSで聴くのは勇気がいりますし、文字として残したくないという事もあるかもしれません。これも難しい課題。

リアル軽便祭では、まず展示物をざーっと一望してから好みの出品物をじっくり見るという事が出来たのですが、エアではこれが出来ない。1500ものツイートを延々と追っていく作業は苦痛でした。集中力も途切れます。見る側の工夫も必要でしょうか。

ブログでまとめを書きましたが、私は「いいね」を押す前に気に入った作品はブックマークを付けました。そのほうが後で見直しやすいです。「いいね」でも後で見直しできますが、それよりもブックマークをお勧めします。

しかし、後で見直したらブックマークしそこねた作品を、まとめに書き漏らしていたりしたという事もありました。今更追加するのも何なので、そのままにしてあります。

大量のツイートを見ていくのは大変なので、出展者側の課題になりますが、ひとり1ツイートをベースにして、あとはそこにツリー形式でぶら下げていくほうが見やすくなるようにも思います。が、こういうのは必ずルールに従わない人が出て来ちゃうので難しいかもしれません。

【物販の課題】

物販系は完全に弱かったですね。祭板以外では目立った新作と言えば、ペアハンの柵原鉱山EL、アルモデルのOナロー運材台車、軽便ボギー客車程度ですか。猫屋線は沼尻タイプの告知に留まりました。コロナ問題で軌道修正したとの事。色々影響出ていますね。
ひのでんさんの桧レザーカット車両は面白かったです。

3Dプリンタ系は、私個人がまるで興味ないので割愛。もうしわけありません。

物販系のかたは、ご自分のツイートを繰り返しリツイートしないと埋もれてしまうので、難しさを感じました。あんまり宣伝を強くしても引かれるので、そのあたりのバランスが難しいですね。アル社長さんのように物販そっちのけで作品鑑賞してる人もいたようですしw

毎年買ってる南軽出版局の軽便讃歌10は、書泉グランデの通販で購入しました。

何はともあれ、エアではありましたが、無事に開催出来たことが一番良かったことです。運営の皆様にもう一度感謝しておきたいと思います。

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エア軽便祭2020 無事終了

昨日はエア軽便祭でした。コロナ問題でリアル開催が出来ず、ネット上でエア開催となったものですが、普段参加出来ない遠方の方々の参加などもあって大賑わいだったと思います。
それでは、ツイートされたものの中から私の気になったもの、気に入ったものをご報告させて頂きます。まずは車両編。

今回一番驚いた解放迷さんの朝鮮鉄道黄海線・成北線用810。聴いてないよ~!!素晴らしい出来!!

非鉄金属さんのGMキットから作った軽便シリーズ。実は銀龍号モドキは同じようにクモハ52の頭を使って私も15年前くらいに作りました。リメイクしたいな。近鉄ナローも参考になります。

まろしさんの猫屋線ホハフ改造路面電車。原型を留めない改造っぷりが素晴らしいです。16番用のパーツを極力使わないという姿勢にも共感しました。動輪の小ささも路面電車ならば気になりません。

片品みもざさんのカププラ草軽デキ12。こういうの大好き。ちゃんとゼンマイが入っていて走るそうです。

ぬでさんのレゴ花巻。レゴはお金かかるんですよね。実写のイメージを良くつかんでます。

レゴではナローの泉(鉄道)さんのダージリンも凄い。レゴトレイン規格というのがあるんですね。

railtruckさんのStruver(On20)これいいなあ。相当小さそうです。

続いてレイアウト編。

domanitwさんのNナロー栃尾線。栃尾大好きな私が今回一番気に入った作品です。

松本製作所さんの遠山風レイアウト。植生の表現が素晴らしいです。

@lococoroさんのシルバニアファミリーのレイアウト。JAMではお馴染みですね。これも大好きな作品です。

フランスから参加のvoielibre。こういう感じをOn18でやってみたいです。

https://twitter.com/redaction_VL/status/1307610010562822144

さて、お次は過去の軽便祭を振り返るコーナーです。

土口木寸(ねこ)さんの一連の作品。特に鉛のクラウス。これ大好きな車両です。まさか動くとはねw

今回はお休みの病モデさん(今は何とかジョイトイと名乗ってますw)の作品群。
ここには無いけれど、1軸の単端と、エクスタシー号が好きでしたw

修羅さんの25年前のレイアウト製作記事。今でも充分参考になりますね。

日出生交通さんの立田山林用軌道岩戸線。これの衝撃も凄かったです。車両が静止してレイアウトのほうが動いちゃう!

ノギス五郎さんの作品は毎回刺激を受けますが、コレは特に凄かった。O、HO、Nが並んで立体感と奥行きを強調します。

栂森さんのレイアウトの歴史を振り返る。お忙しい身なのに毎年新作が。凄いパワーですね。見習わなくては。

https://twitter.com/godspeed_brass/status/1307483891305906176

磯野さんの、むかし下津井も印象的でした。私のねずきゅうは、かなりコレに影響受けてます。

消息不明のナガウラさんのカゼノタニキドー。Please Come Back!!

最後は実物編。

地味ながら衝撃的な尾小屋の電話ボックス。これ、磁石式電話機というレアものです。しかも公衆電話なのは初めて見ました!

城日野哲太さんが撮影したミャンマーの鉱山鉄道の日野レールトラック。
これカッコイイです。模型化してみたいですね。

ものぐさ太郎@かんきゅう舎さんが撮影した台湾、七股のショーマ。なにこれ可愛い。

とても楽しい一日でした!!
参加したみなさん、お疲れ様でした。

量が多かったのでTLが追いきれておらず、見逃しているものもあるかもしれないです。
また、拙作にいいねとリツイートをして頂いた皆さん、ありがとうございました。

来年は是非、リアル軽便祭になりますように。

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エア軽便祭2020 根津急をご紹介

本日、9月20日はエア軽便祭です。
twitterでも投稿していますが、まとめてこちらでご紹介。

【ねずきゅう @jumbo762】『Nナロー 1/150 9mm』「根津急根津美線宇佐木駅のレイアウト」

コンセプトは「小さなスケールで大きなナローをやる」です。ナローですが、実物換算で15m級。ほぼ地方私鉄の小型電車なみのサイズになっています。レイアウトのサイズはA2サイズ。パネルいっぱいにエンドレスを敷きました。

レイアウトのコンセプトは、出来る限り市販品を使うこと。ただし極力そのままでは使わないことです。ジオコレ、TOMIX、KATO、GM、さんけいのストラクチャーを使っています。

市販品を流用して如何にオリジナリティを出すかに努めました。宇佐木駅の駅舎、ホームはジオコレの駅とGM跨線橋、ホームパーツの合体作品です。

KATOの看板建築に自作小物でお化粧をした「ヒグチ薬局」がこのレイアウトの目玉のひとつ。ランナーから自作した「ケロちゃん」が自信作です(笑)

車両は基本的にGMの板キットからの加工です。唐竹割りで前面を詰め、側板は切り継ぎ加工。なるべく地味な車両に仕上げたつもりです。

動力装置は旧アキアの485系を使いました。ギアにゴミが入るとすぐ調子が悪くなるので、メンテナンスが大変ですが、スローが効いて良く走ります。

踏切は点滅&音が出ます。マイクロ電子サービスの踏切キットを使いましたが、極小チップLEDのはんだ付けで死にました(笑)

小さくても写真の撮り方次第で大きく見える、そんな感じに仕上がっていますでしょうか?

実は、エア祭で無ければ、こんな感じの薄い本とか小冊子の作成と配布を考えていましたが、全然時間無かったです(苦笑)

お祭ですので、動画も撮影しました。

 

 

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