No.10 ISAMU KIDA



タカラ86年 #10
(大洋初年度)
「遅すぎた移籍」
木田 勇

投手 左上手投左打

通算成績:60勝71敗6S 通算防御率:4.23 (実働11年)
最多勝:80年、 最優秀防御率:80年 最高勝率:80年 最多奪三振:80年
MVP:80年 新人王:80年 ベストナイン:80年 ゴールデングラブ:80年

経歴:日本ハム(80年-85年)−大洋(86年-89年)−中日(90年)
   86年トレード入団(金沢+大幡vs木田+高橋) 90年放出(vs加茂川)
背番号:10


1978年、79年のドラフトで連続1位指名したにも関わらず、くじ運が悪く2回とも外してしまった。
その木田が日ハムに入団し、80年に文字どおりタイトル総なめにしたのにはとても悔しい思いをしたものである。
今で言えば松坂大輔並みのスーパーヒーローの誕生であった。

しかし、その木田もプロ入り2年目ですでにボロボロ。80年は最初で最後の大爆発であったと言えるだろう。
その後成績の伸び悩んだ木田は86年、金沢次男とのトレードで念願の大洋入りを果たした。
初年度8勝で復活の兆しかと思ったが、世の中そんなに甘くはなかったのであった。

その後の成績は輝かしく、先発3連続被ホームランとか4連発とか、1イニング5連続四球とか、非常に大洋らしい投手に成長してしまった。(大泣)
そんな体たらくだったため、最後には中日に放出されてしまう。
全盛期を知っていた人で、あの木田が最後は中日に在籍していたということを知っているファンは少ないであろう。
引退後は建設会社かなんかのサラリーマンに転身。未だに時々テレビの「あの人は今」コーナーでお目にかかれる。

2007年2月現在、北信越リーグの信濃グランセローズの監督に就任した。

人気選手以外はカード化されないカルビーでは、かろうじて80年から83年度にかけての日ハム時代にカード化されているものの、大洋に移籍後は全くカード化されなかった。

律儀に毎年カード化したタカラプロ野球ゲームで、晩年の中日時代のカードを見ることができるのは奇跡と言えるだろう。

2006.5.30改定
2007.2.21改定2版

CARDLIST
日本ハム時代

Calbee
'80 #44(BIG)
'80 #44(SMALL)
'80 #88(BIG)
'80 #88(SMALL)
'80 #101
'80 #172
'80 #242
'80 #292
'81 #32
'81 #70
'81 #145
'81 #155
'81 #216
'81 #248
'81 #268
'82 #423

'83 #128
'83 #210

日本ハム時代

TAKARA
'80/55 #11
'81/56 #11
'82/57 #11
'83/58 #11

'84/59 #11
'85/60 #11

山勝
'80 #NNO
'80 #NNO

大洋ホエールズ時代

TAKARA
'86/61 #10
'87/62 #10
'88 #10
'89 #10

中日時代

TAKARA
'90 #45

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