今年作った車両とレイアウト

今年は更新を頑張ろうと思いましたが、予想どおり全然更新できませんでした。

理由はいくつかあります。

Twitterで作例報告すると、ほぼそれで満足してしまう(最大要因)
blogだからと思って文章に気合が入ってしまい、全然書けない。
同様に、ちゃんと写真撮らなきゃアカンと思って、全然撮れない。
書いても反応薄いからやる気がなくなる。

まあ、そんなところです。

でも、最近Twitterの挙動が怪しいので、データ保存という意味も含めて来年はもう少しちゃんと更新してみようと思います(思うだけにならないようにw)

さて、今年は結構車両もレイアウトも作りました。

左上から

国鉄EF60 901 (Nゲージ自由形)
国鉄8610形 8615(Nゲージ自由形)
国鉄8610形 18617(Nゲージ自由形)
国鉄キハ40000(Nゲージ)
国鉄DC91(Nゲージ自由形)
ねずきゅうモハ100型(Nナロー自由形)
ねずきゅうガソ1(Nナロー自由形)
国鉄オハ30タイプ(Nゲージ)
細倉鉱山タイプ人車(On18)
西大寺風単端2両(偽ナロー)
クラウス風ミニSL(偽ナロー)
西大寺風客車2両(偽ナロー)
偽ナロー用パイク(製作中)
車両撮影用簡易お立ち台(製作中)

このほか製作中のものもたくさんありますが、BLOGで発表したのは細倉の人車と単端2両だけでしたね。
来年はこれらの車両の紹介から始めますか。仕掛中の自由形485系も製作記を書いていこうと思っています。

では、皆さま少し早いですがメリークリスマス&良いお年を。

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西大寺風の客車

うっかりしていたら2ヶ月も更新サボっていました。艦これのイベントが始まると他の事が疎かになりますねえ(苦笑)

それはさておき。

先般作成した西大寺風の単端ですが、西大寺鉄道っていうと単端がオープンデッキのボギーの客車を何両も牽いている写真が目につきます。これを何とか再現しようというわけで、手持ちのバルク材を使って2両の客車をでっち上げてみました。

1両目はスハ44のボディを窓4枚分で切り、2枚つなげたものを側面にしています。

屋根は丸屋根のスハ32用の切り継ぎ、その上にモニター屋根風にプラバンを貼ってあります。台車はKATOのコキ5500用。TR63というベッテンドルフ崩れの形ですが、まあ菱形台車に見えないこともないです。この段階では大げさなブレーキシューが付いていますが、最終的には切り取ってしまいました。

2両目はスハ32の側面を窓10枚分で切っています。これでだいたい1両目と同じサイズになります。屋根は同じくスハ32用。こちらの台車にはTR24を使いました。鋳造菱形台車とも言えるもので、ワキ1で採用されたもの。チキ1500にも使っています。

デッキはキッチンのチビ客車改造用パーツです。以前作ったものの再利用なので多少歪んでいますが気にしません。屋根も再利用なので妻板部分が茶色く塗られていますが、最終的にここは左のようにプラバンで蓋をしてしまいました。

特に難しい加工もなくあっという間に完成。塗装に時間が掛かってしまいました。車体はブドウ色2号に白帯。白を先に塗ってからマスキングしてブドウ色を塗っています。この車はスハ32を使ったので裾にリベットがあるんですが、下地仕上げの時に不用意に削ってしまったようです。こういうのは完成してから分かりますね。困ったもんですが、肉眼では気にならないのでこれでOKとしています。

屋根は自家調色の屋根色。思い切り艶消しにして、多少まだらに吹く事でウェザリング効果も兼ねています。

台車が大きいのでバランスが悪いんですが、往年の16番フリー客車っぽい感じに仕上がったので満足しています。あと2両くらい作りたいですね。それには台車とデッキ手すりがネックです。TR24は10m級客車には大きすぎるので、もう少しホイールベースを短くするか、車輪径を小さくしたいですね。そもそもNゲージ用のTR24はなかなか手に入りません。アルモデルのアーチバー台車に4mm径車輪のものがありますので、これを使うのが良さげです。次は採用しようかな?全く同じものを増備しても面白くないので、またGMキットを切り刻んで変な客車を増やす事にしましょうか。

とりあえず2両を先日作成した西大寺の単端につなげてみると、実に良い感じに仕上がりました。

下回りにキングポストを付けて塗装し、窓ガラスとレタリングを入れたら完成になります。GW中には終わらない気がします(苦笑)

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西大寺風の単端(2)

前回の続きです。チビ客車の新動力を使った西大寺風の単端が簡単に出来上がってしまったので、味を占めてもう一両作ってみる事にしました。

西大寺には、キハ3~5と同じ車体ながら猫顔スタイルのキハ1~2、有名な湘南型前面にバケットを付けたボギーのキハ6~7、そして四角いデッキ付きボギー車のキハ100と、それを2つに分割して単端式にしたキハ8、キハ10がいました。

今回は、その中からボギーをぶった切って作ったキハ10タイプを作ってみました。あまり模型化された記事を見たことのない車両です。

こちらはスハ44車体の切り継ぎです。前面も切り継ぎ加工なんですが、ベースは内緒にしておきましょう。

実車はボギー車を2つに切って単端2両を拵えたという模型みたいな車両で、寸づまり感が可愛らしいのですが、こちらはチビ客車動力を使う関係で窓1個分長くしたので、落ち着いた印象になってしまいました。なのでフリーランスと割り切って、デッキ側の窓は思い切って廃止にしてしまいました。

実物はどうやら、デッキ付き車体の中間で切断して、そこに流線形前面を新設したようです。キハ6~7のような流線形前面を再利用したと思い込んでいたので、これには驚きました。また、キハ8と10では窓配置がかなり違っているようです。

もう1両、キハ8を作る時には別の動力をあてがって、よりスケールに近い?ものを作りたいです。

9mmスタンダードでナローの車両を作るのは、意外と面白いです。サイズ的にもHOナローとあまり変わりません。特に私はGMキット改造縛りという謎の制約を付けていますので、素材を選ぶ楽しみとデザインの苦しみが面白いと思いました。
自由形では、そうやってあれこれ考える時間が一番楽しいのです。意外と作り始めると詰まらない(苦笑)

一方で、Nゲージの下回りを使う事で走行性能が安定するのはとても有難いです。
Nナローが停滞しているのは一にも二にも動力です。ロクハンのショーティーはよく走りますが使いづらい。スケールモデルは値段が高すぎるので転用が難しい。そんな感じなのでNナローは開店休業中。

そういう事もあって、しばらくは、この方向でやってみようと思います。

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西大寺風の単端を作る(1)

その昔、TMSの特集シリーズに「小レイアウトと小型車両」というのがありました。中村汪介氏による名作「三津根鉄道」のレイアウトと、好ましいスタイルの小型車両を特集した本です。

その中に「単端と客車」という記事がありました。西大寺鉄道のキハ3~5を16番で作ったもので、そのデザインのまとめ方が素晴らしく、私も16番で作った事があります。

今回、Nゲージでこれをリメイクしてみました。

そもそものキッカケはリニューアルされたチビ客車動力。これが物凄く良い出来で、低速が効き、ナローの下回りには最適と思います。が、この動力を入手した直後くらいにHOナローの廃業を決めたので、結局下回りは使わずじまい。そのうちOn18用に使おうかと温存していました。

この動力を使ってNゲージの小型車両を作ろうと思い立ち、第一弾としてキハニ5000タイプを制作。これが妙に気に入って、もう1両小型の気動車を作ってみようと思ったときに、三津根鉄道の単端を思い出したというわけです。

ボディはグリーンマックスのクモハ41を切り継ぎ、窓桟を切り取って1枚窓にしています。前面は同じくGMキットのクモハ11用。後妻板も旧国キットの余りパーツを使っています。屋根は旧型国電用を使い前面のみエポキシパテ整形で形を出しました。
ベンチレーターはGMのガーランド型。
ヘッドライトは火あぶりランナーからでっち上げ。ドアやラジエターグリルはプラ板から作っています。

 

この車両から「小型車ニハ運転手ト乗客ヲ乗セルベシ」という新しい規定を作りましたので、とりあえずジオコレのザ・人間シリーズから適当に取り付けています。意外と目立つので、今後も積極的に人形を使っていくつもりですが、製品は高価なので自作も検討中。

下回りはチビ客車動力ですが、前側をギリギリまで削っています。そこにKATOカプラーをポケットごと接着。後ろはチビ客車のままです。

チビ客車動力は車体にはめ込むのが難しく、何度も落としてしまい、手すりが折れてしまったので、荷台ともども網目板と真鍮線から作り直しています。

Nゲージの小型車両はビンテージものを中心に結構所有していますので、これらを活用出来る小さなレイアウトの作成を目論んでいます。そのため、三津根鉄道にあやかって、「ねずきゅう木津根線」と名乗る事にしました。

しばらくはこの路線で小型車両を作っていこうと思います。
この車は大のお気に入りになりました。味を占めてもう一両作ってあるのですが、その話はまた次回。

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