【On18】足尾のフォードっぽいやつ

HOナローを辞めてNナローに移行しましたが、日に日に老眼が進んでおり、いつまでNゲージの工作が出来るか分からないようになってきました。年を取るって嫌ですねえ。

以前から考えていた事ですが、中途半端なHOは辞めて大きいナローを小さなゲージで作り、小さなナローを大きなゲージで作っていこうと思います。

究極は1/35 16.5mmの2フィートなんですが、1/35はかなりの体力を必要とするので、今からでは難しいかもしれません。

大きなほうもスケールモデルをやる気は更々ないので、Nゲージのインフラを使い小型のクリッターを中心に模型化するという目的でOn18を選択しました。

同じ9mmの線路を使った大きめのナローという意味では、1/64にしてSナローという手もありますね。こちらはトミカのミニカーが使えますが、人形が絶望的に無いので諦めました。

***

一昨年作ったペアハンのドラム缶ロコの下回りが貧弱なので、アルモデルのロッド式動力に換装したらいい感じになりました。塗装待ち状態で2年もほったらかしなので、ゴールデンウィーク中に何とかしてやろうと思います。

ところが、この工作で元々ドラム缶ロコに付いていた「はこてつ動力」が余りました。これを使って簡単にもう一両機関車をでっち上げてやりましょう。

という事で、在庫棚を物色していたら、1/48の1.5tトラックのプラモデルを発見。これはロシアがライセンス生産したフォートA型で、ボンネットがそのままナローに転用できる優れもの。値段も1500円と比較的リーズナブルですし、人形が5体付いているのも有難いです。

そのままフォードトラックとして組んで、ストラクチャーのアクセサリーにしても良いでしょう。

フォードのボンネットというと頭に浮かぶのは「足尾のフォード」ですね。オリジナルは2フィートですが、これをアレンジしてOn18にしたいと思います。

足尾のフォードには幾つかのバリエーションがあったようで、自分の好みも含めて適当にアレンジしています。

台枠を含め車体はプラ板から作りました。リベットも伸ばしランナーを植え込み。軸箱のバネは真鍮線を丸めて作っています。

車体が軽いので鉛板をあちこちの隙間に埋め込んだので、そこそこの重量となりスローも利くようになりました。

小さな車両なのであっという間に出来上がり。ヘッドライトはフォードトラックに付いていたものを使っています。これ、点灯出来るようにしますかねえ?塗装後の宿題となりそうです。塗装は地味に黒一色かな?ドラム缶ロコをどうするかで悩み中。

ところが、塗装しようと思ったら雨だったので今週末にリスケ。その代わりディテールアップをしました。バタフライスクリーンみたいな小窓が付いている車両があったので、それを真似してみました。

キャブ内には「はこてつ動力」が出っ張るので、その上に運転手の上半身を接着して誤魔化します。Nゲージでは難しい人形の表情なども大型スケールになると表現可能になりますので、そのあたりも意識して作っていこうと思います。

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【Nゲージ旧型国電】クモユニ81003 GMキット改造

こちらも2021春の荷電祭りにエントリーした作品で、GM製クモユニ81のキット改造です。前作とは異なり、比較的あっさりと仕上げました。

昨年作った大糸線4連に繋げて5両編成にしたいと思います。
早くレイアウトが欲しいなあ。

主な改造点

・車体側面の三角窓枠を表現。
・荷物ドア、郵便ドアを1段凹ませて立体感を出す。
・前面運行灯窓をタヴァサのパーツに変更。
・前面ジャンパ栓受け、ベンチレーターの加工。
・車内仕切り板の設置。

使用したパーツ(主なもの)

・GM クモユニ81車体キット
・GM DT16型台車
・GM PS13パンタグラフ
・TOMIX TNカプラー JC0349&0381
・GM 荷物電車用インレタ
・ボナファイデ 荷物電車用インレタ
・GM 青22号/淡緑1号
・ジェイズ スエード調塗料

トータルコスト:3000円程度

製作期間 2021年1月~2月

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【Nゲージ旧型国電】クモユニ74000 GMキット改造

「2021春の荷電祭り」にエントリーした作品になります。

70年代、東海道線を走っていた荷物電車を再現してみました。
GM製クモユニ74のキット改造です。

片側の荷物ドア開閉のギミックと、それによって見えてしまう室内の作りこみを実施しました。
内装は郵便棚も作りたいところです。あと、運転士も載せたいですねえ。

二丁パンタが格好いいです。晩年の、片側だけPS16に換装されたスタイルにしてあります。厳密には、荷物ドアの保護棒を増やす必要があるのですが、それは省略しています。

Nゲージでここまで作りこんだのは初めてです。老眼で、ほとんど見えない中、心眼を駆使して頑張りました(笑)
デジカメで接写すると粗ばかり目立ちますが、肉眼では良く分からないので満足しています。
113系を仕上げて先頭に立たせてあげたいですね。お立ち台を作り始めたのですが、完成はいつになるのやら?

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工作メモ

主な改造点

・乗務員ドアまわりをGMクモハ123用に付け替え。
・荷物ドア、郵便ドアを1段凹ませて立体感を出す。
・片側の荷物ドアを開閉式に。
・屋根上配管追加。
・ヘッドライトに穴を開けて加工。
・列車種別表示窓を加工。
・デフロスタ、ワイパーにエッチングパーツを使用。
・台車にダミーモーターと排障器、スピードメーターを追加。
・カプラーをボディマウントTN化。
・床下機器の配置をそれらしく変更。
・床下配線を空気側のみに実施。
・乗務員ステップを追加。
・内装表現。

使用したパーツ(主なもの)

・GM クモユニ74車体 キット
・GM クモハ123車体 バルクパーツ
・GM DT13型台車
・GM PS13&PS16パンタグラフ
・TOMIX TNカプラー JC0349
・東京堂 クモニ83用配管セット
・タヴァサ エッチングパーツ(デフロスタ等)
・GM 荷物電車用インレタ
・ボナファイデ 荷物電車用インレタ
・GM 緑2号/黄かん色/淡緑1号
・ジェイズ スエード調塗料

トータルコスト:4000円程度

製作期間 2020年11月~2021年2月

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2021春の荷電祭 クモユニ81を作る

荷電祭りでは、もう一両、クモユニ81を作ろうと思います。
クモニ83100を含めて、凄腕モデラーさんたちが凄い作品を作られていますので、わたしはそんなにディテールアップはせず、素材のGMキットを活かしたものに仕上げたいと思います。やりたくても超精密化は無理なので、自分に合ったスタイルで、やれることをやるというのが良いと思います。

で、GMキットを買ってきました。割と最近の作品なので、屋根上のディテールが一通りそろっています。これはこのまま使いましょう。

気になるところだけを加工します。

まずは、荷物ドア。クモユニ74でもそうでしたが奥行きが足りません。そこでドアをギリギリのところでくり抜き、くり抜いたドアにプラ板で枠を接着し、この状態で元の位置に接着すると、ボディの厚み分の奥行きが出て良い感じになります。

この部分は、床板に干渉しますので、床板側も欠き取ってください。床板を欠き取ることで方向が決まり、逆にはめることも無くなります。

前面は何故か運行窓がHゴム支持になっています。クモユニ81でHゴム化されたのは無かったと思いますので、削ってタヴァサのパーツを付けました。出来るだけ市販のディテールアップパーツは使いたくないのですが、ここはやむをえません。

大糸線の003にしますので、塗分けラインの凸モールドを削りました。第2エンド側のジャンパ栓受け形状が変なので、他のキットから削り取って移植したのですが、大きすぎて変な感じになっちゃいました。難しいですね。

同様に第一エンドの向かって左側にもジャンパ栓受けを付けておきます。
そのほか、モールドの甘いベンチレーターをプラ片で貼り直し。タイフォンカバーとテールライト形状も気になりますが、それを弄ると際限が無くなるので今回は辞めておきます。

その代わり、ヘッドライトにこだわることにしました。すり鉢型に凹みを付け、真中に0.3mmの穴を開けておきます。ここのディテールは塗装後に実施します。

GMの70系/80系は三角窓に窓枠表現がありません。ここも気になりますので、加工しました。

側板の三角窓の厚みを薄く削り、そこにプラ板から切った窓枠を貼り付けます。前面パーツの横もプラ板が当たるところを薄く削り、はめ合わせて調整しながらさらに削っていきます。

うまく接合出来たら車体を組み立てます。前面の方向と側板の方向が決まっていますので間違えないようにしながら、平行と直角に注意して接着。箱になったら屋根板を取付け。
下回りは先ほどのドアの凹み分をカットしただけで、あとはそのままです。大糸線では第2エンド側を列車の先頭に向けてつなぎますので、こちら側だけをボディマウントのTNカプラーにして、第1エンド側は台車マウントにしました。

動力は入れませんので、これで完成です。

が、クモユニ74を作った時に内装を表現したんですが、クモユニ81もスカスカの車内が気になってしまいました。そこで、プラ板から仕切板のみ切り出して接着しています。シルエットで見た時に意外と目立ちますので、車内の仕切り表現は今後も続けようと思います。

屋根上のパーツは塗装後に接着です。なので、これでだいたい完成となりました。2ヵ月(実質は1ヵ月ですが)掛かった74に比べて1週間で完成。早く作りゃいいってもんでもないんですが、少し慣れてきて歩留まり率が上がってきた感じはあります。

やっぱり模型は作り続けていないとダメですね。

あとは下地仕上げをして、塗装という段取りになります。

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2021春の荷電祭 クモユニ74を作る(3)

いつの間にか2021年になってしまっていました。
本年もよろしくお願い致します。

さて、昨年末から仕掛中だったクモユニ74の製作を進めましょう。

鬼門の屋根配線。どうも苦手です。
HO時代はそうでも無かったのですが、Nになると細かすぎて。しかも0.3mm線では太かったりします。それ以上細い線はトラウマがあって使いたくないのです(0.2mmのドリルをあっという間に折った悲劇から立ち直れない)

仕方ないので0.3mm線を使うのですが、GMの板キットは武骨なディテールなので、むしろ0.3mmくらい太いほうが似合いそうです。

ところで先日、ヤフオクで買ったジャンクの中に、クモニ83用の屋根配線エッチング板というのがありました。これ、接着するだけでOKなので大変便利なのですが、板厚が薄すぎて立体感に欠けます。そこで、これを下地にしてその上から0.3mm線を貼って立体感を出そうと考えました。

空気作用管はそのまま使います。これは便利。あっという間に出来上がり。

一方、パンタ後方に延びる母線はちょっと特殊な形状をしていて、これがクモユニのチャームポイント?のひとつになっています。

最初は普通に0.5mm線を貼りつけて、0.3mm線を押さえにしていたのですが、横から見た詳細な写真を見ると、母線は台座の上に乗っていて、屋根から浮き上がっていました。これはちゃんと作りたいので、一旦作った母線を剥がし、プラの細板から切り出した台座を接着。その上に改めて0.5mm線を貼りつけて表現しました。

避雷器の台などもプラ板加工です。ランボードはそのまま付けると屋根カーブに合わせて斜めになってしまうので、外側に0.3mmプラ板を貼って嵩上げし、水平が出るようにしました。

***

ドアを開閉式にしたので、室内もそれなりに作る必要があります。
床板はフラットにしなければならないので、モーター用に段になっている床板の出っ張りと、ウエイト押さえを切り取り、フラットにします。
その上からエバーグリーンの一番細かい筋板を切り出し、床板に見立てて接着しました。

ウエイト不足になりますので、床下のモールドを削ってウェイトを貼りつけます。そのままの長さだと台車に干渉してしまうので、1cmほど短く切るのですが、ウェイトは固い金属(鉄?)を使っているようで、通常の軽金属用の糸鋸歯ではなかなか切れません。
こういう時のために鉄工用の鋸を買おうと思っているのですが、いつも忘れます。仕方ないので軽金属用の鋸で削るように切っていきました。

カプラーはボディマウントのTNカプラーにするので、台車側のカプラー受けをカットするのですが、何となく物足りない。モーター車なのにモーターが無いのでスカスカです。
ダミーモーター付けるのはやり過ぎ?と思いましたが、勢いがついてしまっています。
プラ板を加工してデッチ上げてみましたが、意外とイケるのでダミーモーターを作る事になってしまいました。

そうなると排障器なんかも要りますね。ここは簡単に真鍮線を組み合わせて表現するにとどめました。スーパーディテールではなく、あるものがそれらしく付いているという感じです。精密なスケールモデルを作っているわけではないので、これで充分と思います。

ここまでやってしまうと、もう少し凝らないとつり合いが取れません。それはまた次回。

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2021春の荷電祭 クモユニ74を作る(2)

GMキットのクモユニ74を加工しています。

今回のコンセプトとして、エッチングパーツでゴテゴテにはしたくないというのがありました。

元が古いキットですから、お化粧するにも限度があります。繊細なエッチングパーツは似合いません。一番悩んだのは窓で、ここはエッチングパーツを使ってスッキリさせたいと思う反面、ここだけスッキリしてしまうとアンバランスになってしまうのが気になりました。

細密化することだけが模型ではありません。そこのバランスをどう取るか、いつも悩みます。

今日は前面の加工を行いました。

キットの前面は、ヘッドライトが全てモールドされています。流石にここは別パーツにしたいところ。そこで、ライトのセンターに2ミリの穴を開けてから、ヤスリで少し広げてみました。

元々、このヘッドライトはオーバースケールなんですが、「出目金」と呼ばれていたイメージをよく表現しているように思います。

そこで、余った100番台の前面にタヴァサのパーツを嵌めてみて、印象の違いをチェックしてみました。

スケール的にはタヴァサのパーツが正しいのでしょうが、見た感じはGMオリジナルのほうがクモユニっぽいです。そこで、タヴァサは使わずオリジナルのヘッドライトに穴を開けてクリアの棒を差し込むことにしました。

あとは行先表示窓です。狭いですね。実物はもうちょっと広い。ここは何とかしたいところなんですが、手を入れるとなると結構大変そうです。

KATOのASSYを使うと良いというお話を頂きましたが、折角GMの改造をしているのに、ここでKATOのパーツを使うのは本末転倒のような気がしました。それなら最初っからKATOを改造したほうがより良いものが出来るはずです。

スーパーディテールの細密モデルを作っているのではありません。あくまでもGMキットを使って自己流にアレンジしているのです。だから、ここで精密感に負けてKATOのパーツやタヴァサのパーツを使うのは負けだと思っています(笑)

それと、お金をかければ幾らでも細密化は出来るわけですが、それも本意ではありません。出来るだけお金をかけずに楽しみたいと思っていますので、そういう意味でも安易にパーツ利用をする事は控えたいと考えています。

色々めんどうくさいですね。性分なので仕方ありません(笑)

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2021春の荷電祭 クモユニ74を作る(1)

そんなわけで、荷電を作ることになりました。
ナローは当分お休みですねえ(苦笑)

今回のお題はクモユニ74の0番台。

東海道線で113系の先頭に立ち、堂々の16両編成を組んでいた時代を幼少期に見ていますので、荷電の中では一番好きな車両と思います。

小学校のころ、辻堂駅前の耳鼻科に通院していて、それが終わると病院の裏手のホーム脇の路地に行き、丁度やってきたクモユニ先頭の普通列車や、EF65PF牽引の14系ブルトレ「さくら」「みずほ」、153系やEF58牽引の荷物列車などを飽きずに見ていました。

東海道線には当時、新聞輸送電車というのがあって、クモユニが2連か3連で午後の東海道線を下っていくのです。各駅に停車して新聞を降ろしていくわけですが、これを再現してみたくなりました。

さて、そんなクモユニ74を作るわけですが、キットはGMのものがあります。

これを買ってきて、あっさり作ろうと思ったのですが、、、

ものが古いので色々と気に入りません(苦笑)

仕方なく、カッターナイフ片手に切り刻み始めてしまいました。これ、完成するのかな?
***

側板の加工

まずは側板です。このキットに限らずNゲージの車両全般に言えることですが、荷物ドアの奥行が足りません。
荷物ドアってのはかなり奥まっているんですよ。その表現が甘いんです。ボディ一体構造だと金型の関係でこうするしかないのでしょう。そこが気に入りませんでした。

すっきり仕上げたいところですが、印象把握というのはとても大事です。特にクモユニ74はシル・ヘッダーが無く、のっぺりとした車体なので、余計にドアのへこみが目立つのです。これを表現してみたいと思いました。

ドアをカッターで切り抜き、切り抜いたドアにプラ板で周囲を囲み、切り抜いたドアに奥行きを持たせて接着します。

勢い余って、片側の荷物ドアは開閉可能にしてしまいました(苦笑)

ドアが奥まって、荷電らしさが強調されたと思います。

続いて乗務員ドアです。これ、なんでこんな形なんでしょうね?全然似てない(笑)
クモユニの乗務員ドアは側板とツライチなんです。一段凹んでいない。さらに、窓も隅にRは付いていません。手すりも埋め込み型です。全部違う。

最初はそのままでもいいかなと思っていたのですが、一度気になるともうダメ(笑)
全然気に入らないです。

そこで、他のキットの乗務員ドアを移植することにしました。

一番ピッタリなのは101系用の乗務員ドアです。これがバッチリなのですが、ジャンク箱からは1両分しか発見できませんでした。101系に両運転台は無いので、2両分の先頭車側板が必要なのです。

仕方なくGMストアにバルク材を買いに行ったのですが、残念ながら101系先頭車のバルク材はありませんでした。色々物色して、クモハ123用の側板が何とか使えそうなので、これを調達してきました。

このバルクは可部線用と身延線用のパーツが1枚ずつ入っています。どうせバルクで売るんなら可部線用と身延線用1両ずつのセットにしてほしいものですが。

しかし!身延線用の側板は、側面の折り畳みステップの上の方に小さなルーバーが付いています。これでは使えません。ルーバーとその横のステップを削り取って、エッチングパーツのステップを付ければ良いのですが、それも面倒なのでもう一枚バルク板を買いました。

これを適当な位置で切り出し、クモユニの側板もカットして切り継ぎしました。

余ったクモユニの乗務員ドアはNナロー用に取っておきます。これ、けっこうありがたいのです。

<つづく>

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Nゲージで作る旧型国電(1) 大糸線4連

Nナローを始める前に、Nゲージをやろうとしていました。その時に手掛けた車両がようやく完成しました。そんなに精密ではありませんし適度に省略していますが、Nナローをやる傍ら、のんびり作っていければと思います。

【大糸線40、51系4連】

<クハ55435+<クモハ54005+<クハ55433+クモハ60022(M)>

製作期間:2019/11/10~2020/10/11

大糸線の40/51系4連です。

Nゲージ復帰後の旧型国電キットメイク第1作となります。しかし、完成まで1年近く掛かるとは。途中でNナローを始めたにしてものんびりしすぎのようです(苦笑)

元々はTMS1973年10月号(相変わらず古くてすみません)に掲載されていた西尾博保氏の作品にインスパイアされて製作したものです。
12年ほど前、鉄道模型をNゲージで再開した当初にも同じ編成で大糸線風のNゲージを作ってみたことがあり、それが私のNゲージの事実上のデビュー作でした。
この車輌はその後Nゲージからナロー専業にスイッチした時に処分してしまったので、我が家には残っていません。
Nゲージでの旧型国電製作にあたり、第一作に大糸線を選んだのには色々な理由がありますが、私のN車輌第一作を再製作するという意味合いも強く反映されています。

車輌は全てGMキットからの切り継ぎ加工です。
西尾氏の作例は茶色混在時のものでしたが、私のものは全て青22号の時代にしました。さらにクハ55は、トイレ設置後の車番号改定後としています。

【改造の概要】

クハ55435

先頭に立つのはノーシルノーヘッダー、サハ75からの改造車クハ55430番台です。
クハ55430番台には、色々なバリエーションがありますが、前述の西尾氏の作品のクハ55をベースとし、トイレ取り付け、番号改定がありましたので、これに倣いクハ55435としてあります。

サイドはウィンドシル、ヘッダーを削り取った後、トイレ部の窓を狭くしました。
ドアの形状が異なっていますので、それなりに加工してあります。2枚のドアは中枠付きになっています。一般的な改造ならタヴァサのパーツを貼りたいところでしょうが、お金を掛けたくないので、キットのドアを活かしてプラ板から切り出した中枠を接着しました。

キットの床下機器は実物とはかなり配置が違うように思うのですが、このあたりの表現には凝らないつもりなのでキットのままにしてあります。ただし、トイレ付きなので水タンクは装着しました。

前面はサハ改造なので独特のツラガマエです。GMクハ55キットのうち、列車番号表示枠が丸いタイプの前面を用い、窓とドアをくり抜いてから裏面をヤスって0.5mm厚程度まで削ります。続いて、片方だけHゴム化された前面パーツのモールドを、Hゴム以外すべて削り落とします。これを張り合わせて前面を作成しました。貫通ドアの窓には横桟が入っているタイプなのでプラ板で付けてあります。渡り板はキットの幌枠から切り取ったものを接着。先頭車ですので、運転台側はボディマウントのTNカプラー、連結面側は台車マウントのTNカプラーです。

クモハ54005

半流ノーシルノーヘッダー車が欲しかったので、クモハ51のキットを加工して作りました。こういう時は思い切って、側面の全ディテールを削ぎ落したほうが綺麗に作れるのですが、少し横着をしてしまい、案の定汚い仕上がりになってしまいました。こういうのは何度やっても上手くいきません。

さらにこいつは戸袋窓がHゴム化されています。これもエッチングパーツを使えばスッキリ出来ますが、加工するほうが楽しいので、余った41系の妻板からHゴムを切り出し、はめ込み加工してあります。

前面は運転台側がHゴム化されているものを使用し、窓の下の特徴的な大鉄型ベンチレーターは引き延ばしランナーから簡単に作ってあります。奇数車なのでジャンパー栓受けを他の前面パーツから切り取って接着しています。幌から渡り板を切り取って接着し、上の穴は埋めてあります。

中間なので連結器は台車マウントのTNカプラーを付け、運転台側にはカプラー根元の両側にキット付属のジャンパー栓を切り取ってボンドで貼り付けてあります。

クハ55433

これもサハ改造のクハです。435とは異なって貫通ドアの幅が広いタイプ。まさに中間車を先頭車化しましたと言わんばかりの顔で、こういうやっつけ仕事的な車両は大好きです(笑)

作り方は435とほとんど一緒ですが、シルヘッダーが付いているだけ楽でした。

特徴的な前面はGMのクモハ11のキットからクモハ12に改造するための前面を利用しました。オデコの部分だけクモハ41用のものを移植しています。サボ受けはプラ板から自作。中間車の運転台側カプラーの根元にジャンパ栓を付けるのは標準仕様となりそうです。

クモハ60022

ここまで作って、3両とも奇数車なのに気づきました。これでは編成が組めません。そこで、半流クモハ60の偶数車を作って動力車としました。

半流のクモハ60はGMのキットにはありませんので、切り継ぎ加工することになります。使うのはクモハ41キットとクモハ51用半流前面です。
まず、クモハ41の側板の加工ですが、運転席後部に縦樋が付く部分で切断し、長さを2mmほど短くします。続いて前妻と接続するRの付いている部分をカットし、51系の半流前面と接合できるように裏を削ります。このあたりの改造は、現物合わせの加工となります。こちらもノーシルノーヘッダー車ですので、クハ55435同様にシル・ヘッダーを削り落としました。

前面はクモハ51用のものを使い、シルヘッダーや幌枠を削り取って穴埋めし、プラ板から作ったサボ受けを接着。
側板が出来たら、前面と連結面妻板を貼り合わせて箱にします。クモハ41用の屋根板を載せ、半流部分に適合するようにカットして載せます。ここは上手く削れないので大雑把に処理し、エポキシパテで穴埋めして仕上げています。GMのキットの屋根板は反りが目立つので、加工後の接着は困難を極めました。

運転席直後のつなぎ目を隠すように縦樋を貼って、あとは平均的な仕様でディテールアップ。下回りもGMパーツを使いました。動力はGMのコアレス動力ですが、これは板キットには簡単に付きません。

キット裏側のモールドを削り取り、プラ板を重ね合わせたて作ったコアレス動力をはめ込むパーツを作成して接着します。

屋根上は殆んどキットのまま。20年前に作った時のモデルとは屋根板が変わったようで、パンタグラフの配線がモールドされています。これはそのまま活かしました。避雷器もキットのものを小加工しただけ。

【全車共通仕様】

手すり類は特に付けていません。私程度のスキルだと、このくらいの細密感で丁度良いようにおもいます。パンタグラフはGMのPS13、連結器はTNカプラーの密連。
台車もすべてGMのTR23。

最後までどうするか悩んだのはベンチレーター。パーツにヒケが目立ったのですが、1個1個手作業で修正しました。そんなことをするから完成まで1年も掛かるんです。後半はKATOのパーツが手に入ったので、2両はそれを使いました。

【塗装とレタリング】

第一作に大糸線を選んだのには、単色塗装なのでマスキング工程と塗装工程を省略できるという事も大切なポイントでした。
スカ色などの塗り分けの場合には、マスキングの手間がかかります。
第1作のコンセプトとしては車輌の改造を楽しむ事に主眼点を置きましたので、塗装では楽をしたいというのが本音でした。
そういう意味では、ぶどう色2号でも良かったのですが、少しは派手なカラーにしたかったという事もあります。

屋根上パーツを除く全ての車体ディテールを装着後、充分乾燥させてから青22号、屋根色の順で塗ります。屋根にはスエード調塗料を塗りました。ベンチレーターはニュートラルグレーを使っています。

レタリングはGMのインレタを使用。所属区表記は以前作った時使った、くろま屋のものが残っていたのでそれを使いました。

最後にテールランプの赤、ヘッドライトの銀、パンタ碍子に白を入れて完成です。

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苦手なこと。

模型工作で得手不得手というのは誰にもあるものだと思います。
ハンダ付けが下手、塗装が下手、プラ加工は性に合わない、ウェザリング嫌い、下地処理が面倒くさい等々・・・

私はとにかく、窓ガラスってのがダメです。

もう、車体は完成しちゃってる。塗装も無事に済んだ。レタリングもバッチリ。ウェザリングも程よく決まって、最後の仕上げのトップコートも綺麗に決まった。
ああ、やっと出来上がり!!

と、思ったら窓ガラスが残ってるじゃあありませんか。

こんなもの、付けなくたっていいよねえ。特にNゲージなんか目立たないんだし。

最後の最後、窓ガラスの装着っていう工程が、どうにも余計なんですよ。もう、自分の中では工作は終わっちゃってる。それなのに窓ガラスを入れなくちゃならない。

ああ!なんて面倒くさいの!!!

それでも、窓ガラスにサッシがモールドされているようなタイプは作らざるを得ないですよね。

しかし、そういうパーツの窓ガラスは透明プラです。だからプラ用接着剤で着く。

問題はGMの板キット。

コレには窓ガラス用の薄いビニール板が付いています。これを切って接着する。
ビニールですから、プラ用接着剤だとくっつかない。じゃあ、どうするの?

瞬間接着剤も使えません。まあ、普通はクリアーボンドってやつですか。

で、このクリアーボンドってのが結構扱いにくいんです。

付けすぎるとハミ出るし、足りないと剥がれる。ハミ出て窓ガラスが汚くなったら、折角綺麗に仕上がった車両が台無しです。

それなので、いつもこの工程だけ残して放置した車両が転がっています。

今日はやっと重い腰を上げて、窓ガラスの取り付け工事を行いました。

でもやっぱりうまく行きません。少しハミ出てしまったり、ズレてしまったり。

それでも、光線の加減できらりと窓が光ったりすると、嬉しいものですね。
なんかもう少し簡単に仕上げる方法は無いものでしょうか。

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塗装とレタリングのこと

以前、猫屋線コンテストで磐播急行電鉄という車両たちを作ったのですが、この時のカラーリングが旧西武色の赤とベージュでした。今回のねずきゅうでもこの色を使います。(在庫処分とか言わないこと)

西武赤電色は、栃尾電鉄(越後交通栃尾線)の色で、これが気に入っているんです。栃尾は一時期東急グループだったはずですが、何で西武色なんかにしたんでしょう?

時代経過を模型化したいという思いがありますので、旧塗装として阪急マルーンを想定しています。ブドー色2号でも良いんですが。あと、出来れば特急色とかも考えてみたいですね。将来的には特急電車も作りたいのです。軽便特急って、ありえなそうで面白いと思いませんか。

あと、思い付きで考えているのは阪神の赤胴車、青胴車みたいな色分けですか。西武のベージュに青系を合わせてみたら面白いかな?と思ったりしています。旧小田急色の黄色系と青系もダサい感じになって良いですね。なるべくダサい色合いにしたいところですが。
その他、将来的に導入予定の電気機関車の塗装は未定。茶系か黒が妥当な線ですが、青いのも良いなあとか思ったり。

こないだ思い付きで作った単端式は素直にマルーン単色にしましょうか。あとは市内線か!GMの路面電車キットを買うかどうかが悩みの種。モデモに手を出すと大変な事になりそうなので。

屋根は色々使い分ける予定ですが、基本的にはジャーマングレー。ベンチレーターはフィールドグレーを基本とします。下回りは単純に黒。

ウェザリングですが、ものが小さいのであんまりゴテゴテと塗ると汚くなってしまうので、控えめにしておきます。

ナンバーはとりあえず、

モハ
42

という感じでGMのインレタを貼っています。

あと、所属区名もインレタを貼っていますが、所属区そのものに意味はありません。とりあえず使ったのは長キマです。これは昔作った大糸線用のくろま屋のもの。10年以上経っていますが今でも使えたのはラッキーでした。

これらの貼り付けには、老眼鏡+天眼鏡というダブルメガネで対応しています(笑)

この、根元が可動式になっている天眼鏡は母の形見なのですが、意外と便利です。

最初は社紋を自作デカールで作って貼ろうかと思っていたんですが、どうせ見えないので辞めました。Nゲージサイズでは見切りも重要と思っています。スケールモデルではないですし、細密化するつもりもないので。

小さいものを作るのは大変ですが、慣れて来るとだんだん見えるようになってきます。一度慣れてしまえば、あとはそんなにキツくありません。何事もやってみないと分からないものですね。

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