カプラーのこと

アキア採用の問題点はカプラーでした。アキアのカプラーはちょっと頂けない。かといって、構造上動力車の台車マウントが難しいので、カプラーは悩みどころでした。

常識的な所ではZゲージ用のマグネマチックですが、意外と手に入りにくいし高いので、Nカプラーの流用を考えました。

手に入らないっていうのは、まとめ買いしておかないと、いざという時に困るんですよね。動力をアキアで統一できたのは安価にまとめ買い出来たからに過ぎません。カプラーも、まとめ買い出来るものか、安価かつ簡単に調達できることが最重要と思っています。

そうなると、メジャーブランドのものを使うのが良いと思います。

連結は簡単なものにしないとストレスが溜まりますので、いわゆる朝顔形などは採用しません。

第一候補だったKATOの新型ナックルは、かなり連結面高さの精度が必要なのと、簡単に開放してしまうのでNG。旧型のKATOカプラーは少し大振りなので、これもNG。

本命はボディマウント型のTNカプラーだったのですが、奥行きがあり過ぎてアウト。これには参りました。

仕方ないので密連でもいいやと思い、KATOの密連を使ってみようとしたんですが、KATOの密連には2種類あるんですね。安い旧型は、なんちゃって密連で、密連の下部にナックル型の連結器があり、これで繋がります。高い新型は本格的なんですが、これ、旧型と互換性が無いじゃないですか。何でや!!

旧型密連は台車マウントが前提、新型密連はボディマウントが前提でした。熟考の末、最後に残ったのはKATOの新型密連でした。これが何とか良い感じに纏まったのですが、KATOって会社は自作派に冷たいですね。カプラーポケットをボディに組み込むのが死ぬほど面倒くさい。何でこんな仕様にしたんでしょうか!TNカプラーのほうが全然楽ですよ。奥行さえ無ければTN採用だったんですがね。まさに帯に短しというところ。

結局、こんな感じのカプラー受けをプラ板で作って嵌めていますが、きっちりとは嵌りませんので、エポキシ接着剤やゴム系接着剤で固定するしかありません。瞬着が使えない樹脂なので困ってしまいますね。

こういう時こそ、自作のカプラーポケットを3Dプリントで作れたら楽なんでしょうけどねえ。

そんなわけで、カプラーは何と密着連結器です。KATOの新型は小さくて確実につながるのが良いのですが、ポケットが大袈裟になるのが難点。ここを如何に加工するかが、今後の課題となりそうです。

なお、付随車は何とか台車マウントにする事が可能でした。その話はまたの機会に。

 

 

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アキア大開封大会

ロクハンのポイントでたまに脱線はするものの、アキア動力が何とか実用になることが分かりましたので、ネットを漁って箱買いすることにしました。

運よく1カートン送料込みで4000円というリーズナブルなものを発見し、早速購入です。久々の大人買いだー。カードコレクター時代の仲間なら「人間封大会」(大開封を人間封と誤読したことに由来する。ちなみに誤読したのは私w)と呼んでたやつの開催です。20年ぶりかな?

届きました。1カートンに8箱入っています。上段4箱、下段4箱。

で、箱がこれ。
ちなみに、シークレットのモーター車は、3箱に2個という鬼畜な封入率なので、1/3の確率でモーター車の入っていないスカ箱があります。ヤフオク等で未開封箱で販売しているものを買うと、モーター車がゲット出来ない危険性がありますのでご注意下さい。

8箱ありますので、確率的にはモーター車5個。運が良ければ6個、悪ければ4個ですね。4個以下ってことは無いとは思いますが、こればっかりは確率なので。

さて、早速開封してみましょう。普通に考えると、モーター車はトレーラーに比べて重いので、重さを測れば分かりそうなもんですが、ところがどっこい、重さ調整のために、トレーラーにはレールと厚いボール紙が入っているので、重さでモーター車の判断は出来ません。

こういうののサーチとか調査、昔散々やったなあ。懐かしいです(笑)

アキアは第一弾だけであえなく潰れ、ブラスアップと社名が変わって、食玩ではない形で再販をしました。レールセットとかコントローラーもありましたね。

80箱も開封するのしんどいわ。

まず1ボックス目。スカ(笑)

未開封なのでキャンディが入ってます。完全に液状化していますので、絶対に食べないように。

2ボックス目。スカ。

うーん、いきなり連続ハズレです。ちょっと萎えますねえ。

3ボックス目。スカ!!

やられた!これはまずい!!

4ボックス目!!やった!モーター車ゲット!!

やっと1両です。さあ、後半戦行きましょう!

5ボックス目!モーター車ゲット!

6ボックス目!モーター車ゲット!!

7ボックス目!モーター車ゲット!!!

ラスト8ボックス目!!!
モーター車ゲットォォォォ!!!!

怒涛の4連続で、計5両のモーター車が確保できました。

早速試走です。多少のばらつきはあるものの、10年眠っていたとは思えない走りっぷり。

これで当分、動力車の調達には困らないです。

余った付随車ですが、幾つかは自分で使うとしても、大幅に余りますので、模型の会合等で配布しようと思っています。乙やってる人なら貰ってくれるかな?

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根津急「モハ42」の製作

まずは1両、電車を作ってみました。

ベースはGMのクモハ42の板キット。これを切った貼ったします。前面と屋根は唐竹割り。側面はドアの所で繋いでなるべく綺麗にリベットを残したまま切り継ぎできるように勤めました。
ナローっぽくするには乗務員ドアを付けないほうが良い感じになります。

ドアの横で切り継いでいるのがお分かりでしょうか?

前面は貫通扉だけを細くしたので癖のある顔つきになりました。ちょっと栃尾を意識した感じ。奥まって位置する貫通ドアは、キットの乗務員扉です。

次回作のクハと同時進行で作っていた途中の写真。工作中の写真は忘れがちですね。これからはこまめに撮っておくようにします。

下回りはアキア動力です。
これを使って車体の長さを決めたので、15m級という、結構大柄な電車になってしまいました。並みの地方私鉄の電車より大きいです(苦笑)
鉄コレ琴電と並べると琴電よりデカいのが分かります。

台車は、どうせ良く見えないのでアキアの空気ばね式そのまんまで良いだろうと思っていたのですが、ふと思いついて、鉄コレ用の日車D16を削って、アキア台車も表面を削り、接着してあります。厳密には軸距が違うんですが、それっぽい感じになったので良しとします。

上回りのうち、ヘッドライトはランナー引き伸ばし棒から自作。第2エンド側のテールライトも伸ばしランナーです。精密なものを作る気はないので、こんなもので充分です。写真で大写しすると粗がみえますね。でも実物は小さいのであまり気にしていません。

手すり類を付けると手間になるので、これも省略。気が向いたら伸ばしランナーで作りましょう。

屋根にはGMのガーランド型ベンチレーター。少し大きいんですが気にしません。パンタもGMのPS13です。パンタ回りには伸ばしランナーで簡単な配線をしてあります。

カプラーはKATOの新型密連を付けています。これには紆余曲折がありましたので、別の機会にご紹介したいと思います。

当社の規定により、車両番号は極力ベースになった車両のものを使うという事で、モハ42になりました。

 

何かそれっぽい設定を考えないといけませんね。

 

 

 

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