塗装とレタリングのこと

以前、猫屋線コンテストで磐播急行電鉄という車両たちを作ったのですが、この時のカラーリングが旧西武色の赤とベージュでした。今回のねずきゅうでもこの色を使います。(在庫処分とか言わないこと)

西武赤電色は、栃尾電鉄(越後交通栃尾線)の色で、これが気に入っているんです。栃尾は一時期東急グループだったはずですが、何で西武色なんかにしたんでしょう?

時代経過を模型化したいという思いがありますので、旧塗装として阪急マルーンを想定しています。ブドー色2号でも良いんですが。あと、出来れば特急色とかも考えてみたいですね。将来的には特急電車も作りたいのです。軽便特急って、ありえなそうで面白いと思いませんか。

あと、思い付きで考えているのは阪神の赤胴車、青胴車みたいな色分けですか。西武のベージュに青系を合わせてみたら面白いかな?と思ったりしています。旧小田急色の黄色系と青系もダサい感じになって良いですね。なるべくダサい色合いにしたいところですが。
その他、将来的に導入予定の電気機関車の塗装は未定。茶系か黒が妥当な線ですが、青いのも良いなあとか思ったり。

こないだ思い付きで作った単端式は素直にマルーン単色にしましょうか。あとは市内線か!GMの路面電車キットを買うかどうかが悩みの種。モデモに手を出すと大変な事になりそうなので。

屋根は色々使い分ける予定ですが、基本的にはジャーマングレー。ベンチレーターはフィールドグレーを基本とします。下回りは単純に黒。

ウェザリングですが、ものが小さいのであんまりゴテゴテと塗ると汚くなってしまうので、控えめにしておきます。

ナンバーはとりあえず、

モハ
42

という感じでGMのインレタを貼っています。

あと、所属区名もインレタを貼っていますが、所属区そのものに意味はありません。とりあえず使ったのは長キマです。これは昔作った大糸線用のくろま屋のもの。10年以上経っていますが今でも使えたのはラッキーでした。

これらの貼り付けには、老眼鏡+天眼鏡というダブルメガネで対応しています(笑)

この、根元が可動式になっている天眼鏡は母の形見なのですが、意外と便利です。

最初は社紋を自作デカールで作って貼ろうかと思っていたんですが、どうせ見えないので辞めました。Nゲージサイズでは見切りも重要と思っています。スケールモデルではないですし、細密化するつもりもないので。

小さいものを作るのは大変ですが、慣れて来るとだんだん見えるようになってきます。一度慣れてしまえば、あとはそんなにキツくありません。何事もやってみないと分からないものですね。

Share this...

上回りのこと

下回りは、ほぼアキア車両をそのまんま使いますので、上回りの加工が車両制作の主体となります。

Zゲージの20m車はNゲージだと15m級くらいの長さになります。
鉄コレの15m級地方私鉄車両と並べると、むしろ大きかったりするくらいです。ナローって言えないかもしれないですね。

でも、栃尾や下津井が13m級、北勢線のモ270系、あすなろう鉄道の260系は15m級ですから、不自然に大きいというわけでもありません。あすなろう鉄道のように、付随車や制御車を短くすればナローっぽい感じになりそうです。

一般的なフリーランス軽便と異なり、80年代前半くらいの世界観にしていますので、かなり新しめの車両も導入していきたいです。そうなると動力車15mはおかしくないどころか、当然の選択肢と言えるでしょうか。

共通規格は動力車の全長と全幅のみ。幅は15mm~16mmで統一します。

上回りには「しばり」を設けました。

「出来るだけスクラッチはせず、GMの板キットを加工すること。」

というものです。出来るだけGMオンリーにして鉄コレやMODEMOなんかはなるべく使わないようにしようと思います。鉄コレ使っちゃうと何でも出来ちゃいそうなんで、それじゃあ面白くないんです。

GMしばりの理由は、昨年のJAMで見かけた須津谷急行の車両たちが物凄く気に入って、こういうのを作りたいと思ったからです。「ねずきゅう」も「スズキュー」にインスパイアされているんです。だからこそのGM板キットなわけです。

この「しばり」のおかげで、結構奇妙キテレツな車両が誕生しそうな予感です。80年代から90年代にかけてのNゲージの作例でよく見かけた自作車両たちの、細部は全然実物とは似てなかったりするけれど、何か物凄く力強い作例たちのイメージを再現出来たら良いなと思っているのですが。

キットを切った貼ったするのが大好きという性癖が影響しているんですが、この作業を楽しめるかどうかがカギのような気がしています。

GMのキットの中では、一番簡単に使えそうだったのが京阪600系で、これは現在、PLATZからOEMのプラモデルが出ています。少しお高いのですが3両分のパーツが手に入るので買ってみました。それでもそのままとは行かず、唐竹割の必要がありそうです。都電のキットも使えそうな気がしますが、路面が要らないなあ。

あと、GMさんにお願いしたいのは、江ノ電1000形タイプキットの再版。あれはそのままでも使えそうなんで(笑) 今なら鉄コレ動力が使えるんだし。売れないか(笑)

例外的に貨車や機関車は別のキット加工となるでしょう。貨車などはスクラッチしかないと思っています。機関車動力は今のところロクハンのZショーティーなどを想定しています。

Zショーティーは良く走りますし安いので、有効活用していきたいです。10m級くらいの電車も欲しいので、Zショーティーの改造を画策中。

Share this...

カプラーのこと

アキア採用の問題点はカプラーでした。アキアのカプラーはちょっと頂けない。かといって、構造上動力車の台車マウントが難しいので、カプラーは悩みどころでした。

常識的な所ではZゲージ用のマグネマチックですが、意外と手に入りにくいし高いので、Nカプラーの流用を考えました。

手に入らないっていうのは、まとめ買いしておかないと、いざという時に困るんですよね。動力をアキアで統一できたのは安価にまとめ買い出来たからに過ぎません。カプラーも、まとめ買い出来るものか、安価かつ簡単に調達できることが最重要と思っています。

そうなると、メジャーブランドのものを使うのが良いと思います。

連結は簡単なものにしないとストレスが溜まりますので、いわゆる朝顔形などは採用しません。

第一候補だったKATOの新型ナックルは、かなり連結面高さの精度が必要なのと、簡単に開放してしまうのでNG。旧型のKATOカプラーは少し大振りなので、これもNG。

本命はボディマウント型のTNカプラーだったのですが、奥行きがあり過ぎてアウト。これには参りました。

仕方ないので密連でもいいやと思い、KATOの密連を使ってみようとしたんですが、KATOの密連には2種類あるんですね。安い旧型は、なんちゃって密連で、密連の下部にナックル型の連結器があり、これで繋がります。高い新型は本格的なんですが、これ、旧型と互換性が無いじゃないですか。何でや!!

旧型密連は台車マウントが前提、新型密連はボディマウントが前提でした。熟考の末、最後に残ったのはKATOの新型密連でした。これが何とか良い感じに纏まったのですが、KATOって会社は自作派に冷たいですね。カプラーポケットをボディに組み込むのが死ぬほど面倒くさい。何でこんな仕様にしたんでしょうか!TNカプラーのほうが全然楽ですよ。奥行さえ無ければTN採用だったんですがね。まさに帯に短しというところ。

結局、こんな感じのカプラー受けをプラ板で作って嵌めていますが、きっちりとは嵌りませんので、エポキシ接着剤やゴム系接着剤で固定するしかありません。瞬着が使えない樹脂なので困ってしまいますね。

こういう時こそ、自作のカプラーポケットを3Dプリントで作れたら楽なんでしょうけどねえ。

そんなわけで、カプラーは何と密着連結器です。KATOの新型は小さくて確実につながるのが良いのですが、ポケットが大袈裟になるのが難点。ここを如何に加工するかが、今後の課題となりそうです。

なお、付随車は何とか台車マウントにする事が可能でした。その話はまたの機会に。

 

 

Share this...

下回りのこと

Nナローを始めるにあたって、問題となるのが下回り。

当初はロクハンのZゲージショーティを使おうと思っていたのですが、まあこれは小さい。そのままで使うなら機関車用となりますが、それでもちょっと小さすぎるかなあ?という点が気になりました。一方、ロクハンのスケールモデルは素晴らしいのですが、ちょっと値段がお高いのですね。

N動力の改軌は可能ですが、かなり面倒くさい。スケールモデルではないですし、そういう手間をかけてまで作るものではないような気がしました。

そんな時、ジャンク箱の隅にアキアのZゲージが転がっているのを発見しました。

一昨年、松本製材風DLを作ったとき、お供の貨車の台車用に仕入れたアキアの485系です。1両で良かったんですが、5両まとめてヤフオクで買ったものの余りでした。動力車もあります。

これに目を付けました。

とりあえず、モーターに通電してみると動きます。早速、ロクハンのレールを買い込み、エンドレスを作って走らせると、意外や意外、今でもよく走るじゃないですか。しかも結構スローが効きます。これで充分ですね。

というわけで、下回りはアキアのZゲージで行くことになりました。あんまり凝った改造をしたくないので、動力車はそのまま使う事にします。動力車の凹みに嵌るようにプラ角棒をボディ側に接着して上回りを嵌めます。ネジを使わないので着脱は楽。

その後、先日書いたとおりヤフオクで1カートン4000円ちょっとで売っていたものを運よく購入。動力車5両、付随車75両が手に入りました。動力車は多少のばらつきがあるのと、ロクハンのポイントと相性が悪くて脱線しやすい個体があるので萎えています。

なお、アキアは1ケース10個入りですが、モーター車が入っている確率は2/3と言われています。3箱に1箱はスカなので、モーター車目当てに未開封の箱を買うのは控えましょう。

しかし、アキア動力の入手にも限度がありますし、これで作ると、どう頑張っても15m級以下の動力車が作れないので、ロクハンのZショーティー動力の改造も行いました。

こちらは安定供給されていますので安心です。良く走りますしね。

主な改造点は、集電台車を外して台枠を延長し、10m~14m級の動力装置を作る事です。

台枠延長をせず、そのままでも多少無理すれば、機関車や路面電車の動力に使えると思います。市内線を作る事になりそうな予感(笑)

 

Share this...

NナローとNjゲージ

ねずきゅうは1/150 6.5mmのナローなのですが、このゲージは、ほぼ国鉄型狭軌とも言えるわけで、世の中には1/150 6.5mm のNjゲージっていうのを楽しんでいる人たちがいらっしゃいます。

左がNゲージの車両をZゲージの線路に乗せたもの。右は普通のNゲージ。確かに狭軌感がありますよね。ただ、車両は下回り改造必須になってしまうので、やってるかたはそんなに多くないのではないかと思います。

レールもZゲージのままだと枕木が細くて間隔が短すぎるので、これもNのレールから改軌するしかなさそう。私には、ちょっと手が出せない感じです。

そのNjゲージの筆頭格に「泰茅轍道」さんというかたがいらっしゃるのですが、そのレイアウトに「泰茅鉱山軌道」というNn2 1/2のNナローがあります。

http://www.vivant.jp/tcmr.htm

GMキットを切り継いだナロー車体が何とも可愛らしく、ウチでも作ってみたいなと思ったことがありました。

それが15年くらい前の話なのです。

実際にGMのクモハ42のキットを切り継いでNナローを作ったときには失念していたのですが、クモハ51のボディを切り刻んだ瞬間に思い出しました。まさか15年後に実現するとはね。

くだんの泰茅鉱山軌道は5.1mmゲージという特殊なものを採用しています。5.1×150=765まさにニブロクですね。残念ながら私には、そこまでやり込む気力も技術もありませんので、1/150 6.5mmをNナローとしてやっていくことにしました。

NMRA規格で言えばNn3という事になりますが、それだと厳密的には1/160スケールになっちゃいます。そうなると、160*6.5=1040で、ほぼサブロクです。これは採用できないので、Nナローという婉曲表現にとどめたいと思います。ま、車両もフリーですし、スケールモデルを作る気は全くありませんので、これでご勘弁ください。

Share this...

鉄道名のことなど

Nナローというのは、1/150スケールの車両を6.5mmゲージの線路で走らせる模型のことです。6.5×150=975なので、3フィートより少し大きな感じ。メーターゲージと言ってもいいでしょう。

仮にスケールを1/144とすれば936mmになるので、ほぼ3フィートと言っていいと思います。

そんなわけですから、少し大きめの車両たちを作っていこうと思います。もし、日本に3フィートナローの軽便電車があったら、という想定です。

 

元々が電車好きですし、レイアウト作りたいし、編成物を走らせたいし、というわけで、私のNナローは軽便電車で行くことにしました。

コンセプトが決まりましたので、次は鉄道名を決めます。

今年は子年ですし、HOナローが猫屋線ならば、Nナローはネズミだろうって事で、「ネズミ急行電鉄」略して「ねずきゅう」と名乗ることにしました。

漢字は常識的な文字を当てて「根津美急行電鉄」と称します。「ネズ」は、最近はやりのマンガのヒロインの名前の字にしようかとも思ったのですが(笑)、そういうのはあっという間に古臭くなってしまうのと、「禰」の字が難しいので辞めました。ただ、デザイン的には面白いので社紋にこの字をアレンジしたものを使ってみました。かつては「禰津美」と称していたが、戦後「根津美」と改定されたとか何とか。

名前は略称のほうが好きなので、シンプルに「根津急(ねずきゅう)」と呼んでいただければ幸いです。

根津急は、どこかの地方都市に存在します。国鉄本線に接続しており、そこから総延長40kmに及ぶ中規模の地方私鉄として展開しています・・・みたいな感じで設定を考えていきたいと思います。実物知識に疎いので、実在の場所にしてしまうと矛盾を回収しきれないと思いますので、完全な架空世界の架空鉄道でいきたいと思います。

設定はおいおい考えていきますが、何せ行き当たりばったりなので、途中でコロコロ変わるかもしれません。

この手の架鉄にありがちなのは、模型で作る車両たちが増えていくにつれ、鉄道も巨大化していくことです。実物では、あすなろう鉄道が現在14両(3両編成×4本。2両編成1本)、北勢線が22両(3両編成×6本、4両編成1本)で運用されていますので、今のところ北勢線の22両くらいを目途に考えているのですが、こういうのはあっという間に増えますのでね。

そこで支線を作ったりしていくわけですが、今回は、それとは別に時間軸でも考えてみたいなと思っています。

つまり、モハ1形で木造電車としてデビュー、鋼体化改造を受けモハ10になり、車体延長でモハ100になり、アコモ化でモハ1000になる、みたいな感じの変遷を全て模型化したら面白いんじゃないかなと。

レイアウトも、それに合わせて時代時代のモジュールが作れたら面白いかな?とか思ったりしていますが、さて。

Share this...