切通しの製作

さて、それではいよいよレイアウトのシーナリィ作りを始めます。

レール面はフラットなので、地面のほうに高低差を設けてメリハリを付けたいと思いますが、小型レイアウトに山は禁物です。山って想像以上に大きいですからね。饅頭山みたいなものが小型レイアウトにチョコンと乗っていると、それだけで台無しな感じがします。

もう少しホンモノっぽい高低差が付いて、それなりに見栄えがするものといえば切通しです。

じゃあってんで、早速発泡スチロールを重ねて切通しを作ってみました。

高さは車両の屋根とだいたい同じくらいにします。もう少し高くしても良いのですが、上に乗せるストラクチャーとのバランスを考えると、小型レイアウトではこれくらいが妥当な線かと思います。

で、上に乗せるストラクチャーを考えましょう。高台の上には何があるでしょうね?

普通の住宅でも良いのですが、多少インパクトが欲しい。学校とか神社仏閣、工場なんかも面白そうですね。今回、丁度ジオコレの神社セットが手に入ったので、これを設置してみることにしました。

さて、それではシーナリィを作っていきます。

トンネルの掘削技術が発展していなかった昔は、トンネルを掘るのではなく山ごと切り崩す切通しが一般的でした。鎌倉あたりにたくさん見られる切通しは殆ど素掘りですが、鉄道を通すとなると素掘りではチョイと具合が悪いです。崖崩れが怖いですからね。

都内で鉄道の切通しが見られる箇所は沢山ありますが、いずれもコンクリートで壁が作られています。ツタなんかが生い茂っていたりして、それなりに良い感じなんですが、もう少し何とかしたい。

そこで石垣です。

GMの石垣パーツを使えば一発なんですが、それじゃあ何となく面白くないので、ホンモノの石を積んでみました。

石は熱帯魚屋で買ってきた小石です。この手の自然石積みの場合、Nスケールだとちょっと大きい感じがしますが、そういうのはあんまり気にしない。作り方は簡単で、木工用ボンドを塗った上から小石を撒いていくだけ。コツは、ボンドが半乾きになったら上から軽く押さえて出来るだけ平面にすることと、完全に固まってから隙間を微小な小石やターフなどで埋めていくことです。

市販パーツを使うならGMの石垣A(みかげ石斜め積み)とか、石垣C(コンクリートブロック)が良いように思います。今回、上に神社が建つので、江戸時代に作られた切通しに線路を敷いたという想定にしたので自然積みの石を表現してみました。

切通しの反対側は楽をして、GMのコンクリート壁にする予定。

 

 

 

 

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