センベロNゲージ(2) 関水クハ181を改造する。

そんなわけで、IPAプールから引き揚げて塗装を剥がします。IPAは体に毒なので、手にはポリエチレンの手袋を嵌め、マスクをして作業しました。こういうの大切ですよ。
飛沫が飛び散るので作業は新聞紙を敷いて行いますが、新聞取ってない家庭も増えてきているので、こういう時困りますね。無駄な文字が印刷されていない新聞紙を売って欲しいなあと思ったら売っていました!!「無地新聞紙」で検索してみてください。10キロで2千円くらい。新聞買うより安いです(笑)
そのほか、通販で商品を買うと梱包箱の中にグレーの紙が緩衝材として入っていたりしますので、そういうのを取っておくと良いです。

で、こんな感じです。下地が黒でビックリしました。この時代、ABS樹脂って黒がデフォルトだったんですね。

さて、どんな感じに改造しましょうかね。

候補としては、機関車化、ジョイフルトレイン、格下げ通勤車、前近代化改装(笑)あたりですか。

機関車化というのはもう一両ボンネットを用意して両運転台式に改造して、電車から電気機関車にしちゃおう(笑)という魂胆ですが、もう一両クハ181を探すのは本末転倒なので没。これはアイデアとして温めておきます。

ジョイフルトレインも1両で完結させるのは難しいですし、特に今回のボディはABS樹脂製なので加工が難しいため、あんまり車体に手を入れたくありません。これも寝かせましょう。

前近代化改装ってのはオールドファッションに改装しちゃおうって事です。たとえば、非冷房改造してグローブベンチレーター載せる。

イメージ悪く無いですが、窓が開かないとゲロ電になっちゃいますねえ。

集中クーラー化してパンタ載せる。

クモハ181、悪く無いですが、他に181系持って無いので。

屋根を二重屋根化する。

ボディを木体化したいところですな。このアイデア、別の車種で考えていたりするので、それが手に入るまでお預けにします。

無難な所で格下げ通勤車にしましょうか。手持ちの余剰パーツを当ててみる。

意外とよさげですが、窓埋めは工程が増えるのでちょっとやりたくないです。ABS樹脂の加工も苦手なので。どうせなら両開きにしたいね。

というわけで、113系のドアの切れ端を当ててみると、、、

おおっ、見事に窓2枚分を使って綺麗に両開きドアと戸袋窓が入りました。これはアリですね。この線で改造してみることにしましょうか。113系のクハになります。クハ112とでも呼んでおきましょう(笑)

大昔なら馬鹿にされたような改造ですが、今は実車にも419系/715系という特急格下げの強い味方がいるので、そんなに馬鹿らしい改造ではなくなってしまいました。特急サロの113系化もありましたよね。事実は小説より奇なりという言葉を実感した改造車たちです。

まずは改造前に、実物を想定しておきます。強引な設定ですが、こういうの結構大事。それは次の機会に。

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エア軽便祭2020 根津急をご紹介

本日、9月20日はエア軽便祭です。
twitterでも投稿していますが、まとめてこちらでご紹介。

【ねずきゅう @jumbo762】『Nナロー 1/150 9mm』「根津急根津美線宇佐木駅のレイアウト」

コンセプトは「小さなスケールで大きなナローをやる」です。ナローですが、実物換算で15m級。ほぼ地方私鉄の小型電車なみのサイズになっています。レイアウトのサイズはA2サイズ。パネルいっぱいにエンドレスを敷きました。

レイアウトのコンセプトは、出来る限り市販品を使うこと。ただし極力そのままでは使わないことです。ジオコレ、TOMIX、KATO、GM、さんけいのストラクチャーを使っています。

市販品を流用して如何にオリジナリティを出すかに努めました。宇佐木駅の駅舎、ホームはジオコレの駅とGM跨線橋、ホームパーツの合体作品です。

KATOの看板建築に自作小物でお化粧をした「ヒグチ薬局」がこのレイアウトの目玉のひとつ。ランナーから自作した「ケロちゃん」が自信作です(笑)

車両は基本的にGMの板キットからの加工です。唐竹割りで前面を詰め、側板は切り継ぎ加工。なるべく地味な車両に仕上げたつもりです。

動力装置は旧アキアの485系を使いました。ギアにゴミが入るとすぐ調子が悪くなるので、メンテナンスが大変ですが、スローが効いて良く走ります。

踏切は点滅&音が出ます。マイクロ電子サービスの踏切キットを使いましたが、極小チップLEDのはんだ付けで死にました(笑)

小さくても写真の撮り方次第で大きく見える、そんな感じに仕上がっていますでしょうか?

実は、エア祭で無ければ、こんな感じの薄い本とか小冊子の作成と配布を考えていましたが、全然時間無かったです(苦笑)

お祭ですので、動画も撮影しました。

 

 

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ストラクチャーの製作 喫茶店を加工する。

いよいよ商店系ストラクチャーも大詰めになってきました。
今日の工作は、ジオコレの喫茶店を加工します。

加工しなくても充分使えるものだと思いますが、オリジナリティが欲しいよねという事で、入口の所に喫茶店でよく見かけるテント看板を設置することにしました。

骨組みを真鍮線で作り、そこに一回り小さめの看板をペーパーで作成。周囲に穴を開けて糸で骨組に絡めて作ります。

HOだとかなり実感的に仕上がるんですが、Nだとオーバースケールになってしまいました。まあ仕方ないですね。穴の仕上げが汚いので、目立たないように塗装しておきたいと思います。

この喫茶店看板にはモデルがあります。それがこれ。

ワイルド7のマンガに出て来る喫茶店ボンです。イコちゃんと志乃ベエの姉妹2人でやっている店。飛葉ちゃんを筆頭に、ワイルドのたまり場になっている店です。

この店は「誘拐のおきて」編で壊されてしまいますが、ワイルドの活躍で新装開店となっていますので、単行本1巻~6巻でしか見られない貴重な姿なのです。

アクセサリーに、ナナハンのバイク7台作らないといけませんねえ。

***

先日作成した薬局ですが、「80年代のヒグチ薬局ならば目標数字が看板に入っていたはず」というご指摘を受けて調べてみました。

確かに数字入っていますね。関西地区だと社長の人形なんかも置いてあったそうです。東京では見かけなかったかなあ?数字の件も曖昧です。

で、その数字なんですが、記憶にあるCMだと「目標427店」でした。しかし、見つかったCMとか写真だと、「目標1327店」になっているじゃないですか!

記憶違いかな?と思って調べてみると、70年代にCMをスタートさせたときは427店でしたが、1980年に達成したので、それ以後1327店に増やしたのだそうです。

従って、80年代のレイアウトにするなら、目標数字は1327店ですね。というわけで、看板に文字を加えて作り直しました。

これで完璧だな(笑)

残る商店は、あと一つになりました。これも出来るだけ早めに完成させてしまいましょう。

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ストラクチャーを作る 薬局の製作

KATOの看板建築の2軒目です。前回の石積みはストレートに組みましたが、今回は大幅なデコレーションを試みました。
添付のシールに、あまり良い感じのものが無かったので自作してみます。

お題は「薬局」

自分の中の薬局のイメージを集大成してみました。「ヒグチ薬局」をベースに、「ヒサヤ大黒堂」とか色々盛り込んであります。かなり密度の高いストラクチャーとなりました。このレイアウトのポイントのひとつになります。

白眉は、店頭に置かれた「コルゲンコーワのケロちゃん」の置物。初代の置物を模型化してみました。

当初はエポキシパテの塑像で作ってみたのですが、どうやってもオーバースケールになってしまうので、ランナーから彫刻してみました。こっちのほうが良い感じです。

1円玉と比べてみても、如何に小さいか良く分かると思います。手は伸ばしランナーから削りだして別づけ。
緑15号で塗り、目を入れて口を書いたら見事にケロちゃんになってくれました。結構自信作です(笑)

その他、看板やポスターは全て写真製版です。メインの看板は実際のヒグチ薬局から。「ぢ」の立看板もヒサヤのロゴ。ポスターは「森繁久彌の新キャベジン」「酒井和歌子の新ベンザA」「夏目雅子のOh!クッキーフェース」と、趣味丸出しです。時系列的にはいささか時代錯誤ですが、細かい事は言わない。

右手前には「リポビタンD」の「のぼり」を立てました。裏側が透けてる感じになっていて、少し凝った作りにしています。

向かって右手の壁には「エロ本の自販機」、ハイアースの水原弘、アース渦巻の由美かおるのホーロー看板が並び、奥の壁には金鳥看板を2つ並べてみました。

全パワーを使い果たした感じなので、残る出桁の角店はチャチャっと済ませたいと思います。

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