2021春の荷電祭 クモユニ74を作る(2)

GMキットのクモユニ74を加工しています。

今回のコンセプトとして、エッチングパーツでゴテゴテにはしたくないというのがありました。

元が古いキットですから、お化粧するにも限度があります。繊細なエッチングパーツは似合いません。一番悩んだのは窓で、ここはエッチングパーツを使ってスッキリさせたいと思う反面、ここだけスッキリしてしまうとアンバランスになってしまうのが気になりました。

細密化することだけが模型ではありません。そこのバランスをどう取るか、いつも悩みます。

今日は前面の加工を行いました。

キットの前面は、ヘッドライトが全てモールドされています。流石にここは別パーツにしたいところ。そこで、ライトのセンターに2ミリの穴を開けてから、ヤスリで少し広げてみました。

元々、このヘッドライトはオーバースケールなんですが、「出目金」と呼ばれていたイメージをよく表現しているように思います。

そこで、余った100番台の前面にタヴァサのパーツを嵌めてみて、印象の違いをチェックしてみました。

スケール的にはタヴァサのパーツが正しいのでしょうが、見た感じはGMオリジナルのほうがクモユニっぽいです。そこで、タヴァサは使わずオリジナルのヘッドライトに穴を開けてクリアの棒を差し込むことにしました。

あとは行先表示窓です。狭いですね。実物はもうちょっと広い。ここは何とかしたいところなんですが、手を入れるとなると結構大変そうです。

KATOのASSYを使うと良いというお話を頂きましたが、折角GMの改造をしているのに、ここでKATOのパーツを使うのは本末転倒のような気がしました。それなら最初っからKATOを改造したほうがより良いものが出来るはずです。

スーパーディテールの細密モデルを作っているのではありません。あくまでもGMキットを使って自己流にアレンジしているのです。だから、ここで精密感に負けてKATOのパーツやタヴァサのパーツを使うのは負けだと思っています(笑)

それと、お金をかければ幾らでも細密化は出来るわけですが、それも本意ではありません。出来るだけお金をかけずに楽しみたいと思っていますので、そういう意味でも安易にパーツ利用をする事は控えたいと考えています。

色々めんどうくさいですね。性分なので仕方ありません(笑)

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